日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎猫の不思議 (285)

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◎猫の不思議 (285)
 3月10日のこと。体調も気分もすぐれないので、高麗神社に参拝に行きました。
 猫のトラの顔を見れば、少し上向くのではないかと思ったのです。
 しかし、生憎この日は気温が低く、風も強かったのです。
 「冬場は出て来ないことが多いから、これではトラもいないよな」
境内に入ると、やはり平日でもあり閑散としています。
 風もピューピュー。

 神殿では普段とは違うことを祈願しました。
「この世には、『国を守ろう』などと騙り、その実、そのことを私利を得ることに利用している者がいます。どうせ私の命もあと少し。一人で棺桶に入るのは寂しいので、二三人引っ張って行こうと思いますので、よろしくご協力お願いします」
 ま、暴力ではなく、情報操作の話です。

 境内をゆっくり歩き、鳥居の方に戻ります。
 最後に神殿に向かって拝礼をするのですが、振り返ると、すぐ後ろに猫がいました。
 「お前。いったいどこから出て来たんだよ」
 もしかして職員宿舎の方から?
 30メートル四方に誰もいないと思ったのですが、気が付くと足元にいました。

 「お前みたいに寄り添うことが出来れば、人は皆お前を信じ、守ろうとするだろうよ」
 いつも鰹節と煮干を持参しているのでそれを与えました。
 大慌てで食べるところを見ると、今年も子を孕んだようです。
 「もういいトシなんだから、子作りは卒業しろ、と言ったのに」
 ま、この猫にとっては、それも生きることの意味です。
 気温が低く、数分で胸に来たので、すぐに帰りました。
 しかし、胸のうちは温かくなっています。