日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

日本一の駅(たぶん)

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写真の「いわて沼宮内」という新幹線の駅は、1日の乗降客が東北新幹線で最も少ない駅ということで知られています。
日本全国色んな駅に降りましたが、おそらくここは東北一どころか日本一少ない駅ではないかと思います(確かめていません)。

画像のロータリーが駅前の総て。
入り口を入ると、エレベータか階段で3階まで上がります。

たまたま列車が止まりましたが、降りてきたのは1人だけでした。
ま、この時期(12月30日現在)であれば上りの客はほとんどいないのも致し方ありません。

待合室も十数人しか座れないような席数です。

ううむ。これってかなり絶対値が高い駅ですね。
日本一ということであれば、それはそれで「売り」文句の1つになりそう。

岩手町は昔、盛岡藩代官所があったところで、岩手から八戸・青森に向かう道の拠点でした。
ここに新幹線の駅が作られたのも、そんな時代的背景を踏まえてのことではないでしょうか。
目先の乗降客数で善し悪しを判断すると必ずしくじります。
何年か前に「北海道の高速道路は熊しか走らない」と言ったおバカな大臣がいましたね(ちなみに都知事の息子です)。
この駅の正当な評価は、10年、20年という時間が経った後に初めてわかります。

駅構内を見物した後、売店でご当地名物を買いました。
ここは「知る人ぞ知る」の蕎麦の名所で、乾燥蕎麦であってもクオリティが高いことで有名です。
私はここの乾麺を使って、東京で立ち食い蕎麦の店を出そうかと真剣に考えた時期があります。

町内にはもの凄い水準の蕎麦麺を売る店もありますが、これは書きません。そこはそうでなくとも午前中に売り切れになりなかなか食べられないうえに、店主夫妻だけで切り盛りしており、客が増えても困るはずですので。
つゆに漬ける前の蕎麦麺だけの商売なので地元の人も知らないかも。

売店のお姉さんは肌がツルンときれいな上に、対応が丁寧でステキでした。
「息子の嫁に」と言いたいくらいですが、息子はまだ小3でさすがに無理ですね。
カメラを向けるのはいかにもオヤジ的なので、お姉さんの写真は撮りませんでした。

この町出身の板垣征四郎という人のことはいずれ著作としてまとめようと思っています。
えてして地元の人は知らないことが多いのですが、昭和史の中では重要な人物です。