日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

(盛岡) 買いそびれる

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お彼岸の墓参りのため、土曜から月曜まで盛岡に滞在しました。
月曜の夕方になれば混雑も収まっているだろうと思い、実家の壁の時刻表を見ました。

「盛岡から乗るよりも、遠回りだが沼宮内からの方が楽しそう」
これまで、東北新幹線沼宮内駅から乗車したことがありません。
この駅には電車かバスで20分くらい北上する必要があります。

それでも、沼宮内駅は岩手町なので、名物が沢山あります。
「一方井蕎麦」や銘菓「東雲」などです。
考える私に、老母が声を掛けて来ました。
「東雲なら、盛岡駅にだって売ってるだろうに」
息子が何を考えているかを、老母はお見通しです。

「それもそうだ。一方井蕎麦は乾き蕎麦の最高峰で実際に置いてある。東雲は岩手町どころか岩手県、日本の和菓子の最高峰だ。置いていないはずがないよな」
結局、盛岡から乗ることにし、父母が最寄りの渋民駅まで送ってくれることになりました。
私も父母も、普段は車で盛岡駅まで行き、そこから新幹線に乗りますので、在来線の駅にはほとんど行きません。
母が最後にその駅に入ったのは20年は前のことという話です。

「電車が来るまで待たなくともよい」と伝えたのに、老父母は「何分も無いから見送る」と構内に入って来ました。
無人駅の待合室に座る父母の姿は、私の記憶よりも小さくなっていました。
年を取ったのですね。

盛岡駅で土産物売り場を探しましたが、「東雲」が見つかりません。
おいおい。
駅の1階からフェザンまで2回ほど回りましたが、どうしても見つかりませんでした。
思い余って、入り口近くの売り場のお姉ちゃんに尋ねました。
「東雲はどこで売ってるのですか」
「シノノメですかあ。さあ、ちょっと」
これで、ついプチ切れしてしまいます。
(ここは「ぶち切れ」ではなく「プチ切れ」ですので念のため。)
沼宮内の東雲を知らないの?」
ちなみに、こういう時の「沼宮内」の発音は「ぬまぐね」になってます。

密かに怖れていたことですが、やはり「東雲」は「知る人ぞ知る」の銘菓ですか。
まったく。どーしたんだよ。日本!!!
(少し流行り言葉に乗っかってみました。)
沼宮内の「東雲」の味を知らずして、岩手人と言えるのか!

がっかりした腹いせに「ずんだシェイク」を飲みました。
ずんだナントカは、やっぱり仙台発だろうけれど、プリンにせよこのシェイクにせよ、どれもこれも美味しいです。

お土産に想定していた「東雲」が買えなかったので、大慌てで別のをあれこれ買いました。
なーんだかな。

画像は、渋民駅盛岡駅前の盛楼閣、ずんだシェイクになってます。
他は人物がくっきりで載せられませんでした。