日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎正丸駅で蕎麦を食う

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正丸駅で蕎麦を食う
 この日は御嶽神社に行くことにしていましたが、途中で低血糖症が出たので、少し先の正丸駅まで行くいことにしました。
 低血糖症だと、なるべく早くエネルギーを補充する必要がありますが、ここには売店があり生蕎麦を出しています。
 前に食べたことがあり、「良い感じに不味く」て、ちょうど良かった記憶ガあります。

 学生の頃に、各駅停車で東北・北海道を回ったことがあるのですが、港町の駅に下りると、必ず売店で生蕎麦かラーメンを食べました。
 月見蕎麦か、海鮮塩ラーメンです(大体450円くらい)。

 風が冷たいのと、人気が無く客が少ないので、蕎麦やラーメンは不味いのですが、うら哀しい感じが好きでした。
 寂れた駅で「良い感じに不味い」蕎麦を食べるのは、もはや道楽のひとつなので止められません。

 ちなみに、山間地なら牛蒡が沢山採れるんだから、牛蒡天蕎麦を出せば、味が抜群に良くなると思いますね。
 でも、450円で美味しいものを出したら、客がついてしまい、「うら寂れた」感じが無くなります。
 バーサンが小さい鍋で一人分の汁を温めて出すくらいの蕎麦(絶対に不味い)のままでいて欲しいです。

 埼玉はどちらかと言えば「関東うどん」の食文化圏です。
 蕎麦も作っており、冷たい蕎麦は本来の「江戸の味」を守っているわけですが、温かい蕎麦は、もの凄く不味いです。
 どこで食べても、ビックリするほど不味い。
 昆布塩でも良いですし、鶏ガラを使ったかしわ蕎麦でも良いですので、東北の「温い蕎麦」文化を持ち込めば、ばあっと流行ると思いますね。
 それも面倒なら、山家では山ほど取れる牛蒡を使い、牛蒡天蕎麦を出せば、まるで状況が変ります。

 でも、これはこれで良いです。
 450円で楽しむべきは、味ではなく風情だけで結構でござんす。
 悪口のつもりではありませんので念のため。
いまや駅の生蕎麦は絶滅に向かっています。450円で一食食べられるだけで有り難い話なのです。