◎女性(②)の本来の姿を見つける
屋根の反射光をデフォルメした雲のようなものが見えるのだが、これがガラスの継ぎ目付近で切れている。
その継ぎ目をよく見ると、そこに女性の顔が出ている。
なるほど。これが②の女性本来の表情だ。
救済が欲しく、やっと神社の前に来たが、そこで立ち止まっていた。
ま、幽霊の救済は、自我を消滅させることだから、かなりの抵抗がある。
だが、ここまで来ると、もはや苦しみから逃れ出るのは近い。
執着心が解けられるように、これから繰り返しご供養をしようと思う。
こういう時の決まり文句はこうだ。
「私には直接あなたを助けることは出来ないけれど、あなたのためにご供養をして、少しでも慰むように努めます」
繰り返し書いているが、あの世の者と向き合う作法はこうなる。
1)無用に恐れぬこと (顔は怖いが、本来は何もしない無害な存在だ。)
2)必ず敬意を示すこと (面白がったり、嘲ったりしていけない。)
とりあえずこの二つは絶対に必要だ。
幽霊は特別な存在ではなく、死ねば誰でも幽界を経由する(幽霊になる)。