◎ゴールデンハーフは最高
西島三重子さんの曲を聴くついでに、60年代70年代の歌をユーチューブで聴いている。
この時代の歌謡曲は、なかなか良い曲が沢山ある。
テレビ放送自体が、ほぼ「生」だったから、リハーサルは30回もやったそうだ。ピーナッツなんかは音程のぶれが微塵もないが、練習の成果らしい。
弘田三枝子さんの『人形の家』とか。少し後だが、三十台になってからの艶がスゴイ。
あるいは、西田佐知子さんや朱里エイコさんの一連の曲とか。
「上手い」のひと言。
昭和は良かったなあ。
ついでに、その頃のメドレーを聴いたら、ゴールデンハーフに行き当たった。
そう言えば、キャンディーズの前に「全員集合」に出てたっけな。
イメージでは、ハーフタレントの走りで、芸人もどき。
ハーフと言えば、今も半ば「がらくた」感がある。
しかし、改めて映像付きの曲を聴くと、そういう認識自体が誤りだった。やはりあの時代のタレントだから、もの凄く練習をしている。
歌唱には若干訛りがあるのだが、音程がぶれない。
それと、キレッキレのダンスだ。
おいおい。「三文字アルファベット」や「坂」のグループと比べると、はるかに「プロ」らしいじゃねーか。
歌詞もイケてる。
「一秒のキッスを 一日続ければ、二万四千ンン、イェイェイェイェイ」
1分60回で、1時間では60×60=3600回。
これが24時間なら・・・。86400回だよな。
おーい。勘定が合わねえぞ!(笑)
最高。
ちなみに、当時のお好みは、やっぱり森マリアさんだった。
子どもながらに「萌ええっ」としたもんだ。
エヴァちゃんは掛け合いも出来て、コントにも参加していた。
そのせいで、50台以降が「ゴールデンハーフ」で記憶しているのは、専らこの人のよう。
時代が時代なら、もっとメジャーな存在になれたかもしれん。
病院でゴールデンハーフの映像を観ていると、看護師が覗き込み、「若いお姉ちゃんを観ている」とからかった。
でも、「若いお姉ちゃん」ではないよな。
私よりもだいぶ年上だもの。