◎夢の話 第798夜 侵入者
22日の午前二時に観た夢です。
家の居間でテーブルを目にして座っている。
すると突然、居間のドアが開き、男が入って来た。
男は何も言わず、何かの袋を取り出し、空中で大きく振り回す。
中に入っていたのは、粉のようなもので、部屋中が粉塗れになった。
「お前は何者だ」
男の顔を見ると、男は鼻と口を覆うくらいの小さな防毒マスクを付けていた。
「吸い込んだだろ。これでお前は死ぬ。俺が今撒いたのは砒素だからな」
勝ち誇ったような表情だ。
「砒素か。それなら十分だな」
男が俺を見返す。
「何だと」
そこで俺はテーブルの上に置いて居た食事用ナイフを握りながら答えた。
それまで食事中だったわけだ。
「砒素なら死ぬまでに数分かかる。お前が死ぬのを見届けてから死ねるだろ」
すぐに立ち上がって、右手で男を掴み、左手のナイフで男の肝臓を刺した。
「お前がどこの誰かは知らないが、肝臓は血が集まるところだから、ここをやられれば長くは持たないよ。すぐには死なないけどね」
ナイフは八分方、男の腹に納まっていたが、俺はそれをぐいと上に押し上げた。
ここで覚醒。
「家」は「肉体」の象徴だから、その中に侵入して来た「男」は、体を脅かすものの象徴だ。すなわち、病気とかウイルスとかになる。
病気には散々苦しめられているから、そういう意識が変化してこういう夢になったか。
これが予知夢で、男がウイルスでないことを望む。