日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎七月の品評 (その4)

f:id:seiichiconan:20200716021405j:plain
f:id:seiichiconan:20200716021348j:plain
f:id:seiichiconan:20200716021434j:plain
f:id:seiichiconan:20200716022051j:plain
f:id:seiichiconan:20200716034442j:plain
f:id:seiichiconan:20200716034427j:plain
f:id:seiichiconan:20200716034412j:plain
f:id:seiichiconan:20200716034358j:plain
f:id:seiichiconan:20200716034338j:plain

◎七月の品評 (その4)

S17 宝永通宝 二種組

 先ほど、取り置き箱を整理していたら、宝永通宝があったので手に取ってみた。

 すると、各々の分類が違っていた。

 左側は背下部に少々劣化または汚れが見られるが、こちらが小役付きになる。

 並べてみると、冠の浅い深いではなく、実際には「王」部の大きさによる違いだということが良く分かる。

 右側は当初ほとんど未使用状態だったのだが、十五年も放置していると、さすがに劣化する。

 

S18 琉球通宝 打極印銭

 かなり前に「雨乞い銭」として入手した品で、外輪にチョップがある。

 しかし、内郭にも角印が撃ち込まれており、雨乞いとは別の意味の打極であることが分かる。幕末の作であり、薩摩は倒幕の中心メンバーでもあるから、何らかの符牒の意味で使ったのだろう。

 

S19 盛岡藩 常陸屋伝右衛門 二種

 いわゆる「かながき札」。風格がある。

S20 盛岡藩 人足札 御用達権蔵 4種揃

 御用達権蔵札は文化年間のもの。金種を揃えるのは手間が掛かる。