◎その後のエレベーター事件の顛末
エレベーターのセンサーが「やたら誤作動する」件の続きになる。
今はコツが分かったので、難なく乗り降りできるようになった。
後ろの壁際に立つと、センサーが反応しにくくなる。
もちろん、エレベーターの調整みたいなことは、まったくやっていないらしい。
今朝、「もしかすると、そろそろ普通に乗っても大丈夫かもしれん」と考え、ドア付近に立ってみた。
やはり特に何も起きず、開閉した。
まだ時間が早かったので、病棟の前に立ち、受付開始を待っていると、エレベーターの中からアナウンスの声が聞こえた。
「目的階を押してください」
「目的階を押してください」
「目的階を押してください」
なるほど。当方の前の「ドア付近」にいたわけではなく、当方の後ろにいたわけだ。
センサーが人を感知しないと、アナウンスを繰り返したりしない。
でもそれなら納得だ。
今はいつでも傍に誰かが立っている。
人間の感覚というのは便利なもので、繰り返し同じことが起きると、何ともなくなる。
相手が「何をするわけでもない」ことが分かれば尚更だ。
概ね「助けて欲しい」ということ。