日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎夢の話 第833夜 闇に響く声

◎夢の話 第833夜 闇に響く声

 19日は病院から帰ると気分が悪くなり、20日の午前3時まで横になっていた。

 ずっと夢うつつの状態だ。

 その最後に観た断片的な夢(?)です。

 

 暗闇の中にいる。

 「ああ。俺は深い眠りに就いていたが、徐々に目覚めようとしているのだな」

 うすらぼんやりとそんなことを考える。

 すると、その闇の中から声が聞こえた。

 

 「お前はソドムの街のことを知っているか」

 詳しくは知らない。旧約聖書か何かだったような気がするが・・・。

 確か人心が乱れたから、神の怒りにふれ、雷(いかづち)を落とされた街だ。

 「ソドムという名の街は存在しない。だが、一瞬にして街、というより国が滅んだのは現実に起きたことだ」

 そう言えば、今は世界のあちこちから、5千年前とか6千年前にあった高度な文明の跡が発見されているなあ。そのうちのどれかがそうだったというのか。

 「その街には悪人だけでなく善人もいた。だが、瞬く間に滅んだ。一人も生き残らなかったから、そこで培われた文明を継承する者がいなくなったのだ」

 実際、天体図とか羅針盤みたいなオーパーツが発見されているわけだが、今には繋がっていないから使い方が分からない。

 

 声が話を続ける。

 「今日、俺は街のあちこちに粉を置いて来た」

 粉だと。「粉」って何?

 今のご時世なら、「ウイルス」って言うだろうに、「粉」は解せない。

 頭があまりよく働かず、受け止められない。

 すると、声の主が遠ざかる気配がした。

 声は「俺の怒りを思い知れ、と伝えるんだな」と言い残した。

 すぐに意識が再び暗い闇の中に落ちる。

 しばらくその闇に沈んでいたが、徐々に浮き上がって、覚醒。

 

 声の主は「自分は神だ」みたいなことを言わなかったが、まるでそんな風な口ぶりだった。悪縁(悪霊に同じ)の大半は「神」を自称する。「守護霊」も同じ。

 人の姿をした霊は総て幽界の霊(幽霊)で、すなわち、執着心の塊だ。

 「私はあなたの味方だよ」というのは、もちろん、詐欺師の常套句になる。

 

 私は幽界に「神はいない」ことを知っているから、その悪縁もあえてそのことには触れなかったのかもしれん。「神」がいるとすれば幽界ではなくその先の霊界だが、そこに人の姿をしている者はいないし、意志も持たない。

 だが、「粉」って何だろ?

 ま、昔から存在しているオヤジジイだろうから、「ウイルス」という言葉は使わなかっただけかもしれん。

 

 どうか正夢ではありませんように。

 警戒に継ぐ警戒が必要だが、その一方で、唐突に「死」が現れた時の準備もして置くべきだと思う。うまく死なないと、その先の苦痛がやたら長くなる。

 

 あの声が妖怪顔のア(ウ)モンだったかどうかは分からない。所詮は夢だ。

 アモンなら目覚めている時にメッセージを寄こすと思う。