日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎すごく美味い卵の話

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すごく美味い卵の話

 年末は31日が病院で、年明けは2日からまた病院。今や人生の半分を病院のベッドで過ごす。

 昨日5日に、隣のベッドの患者から卵ひとパックを頂いた。

 「親戚が養鶏をやっていて、独特な育て方をしている。餌を工夫しているから美味しいよ」

 あー時々、報道番組で紹介されるヤツだね。

 その農家なりの手法で育てるから、卵がひとパック千円だったり、3千円、5千円だったりする。

 頭の中で「この近くなら青梅の農家が有名だったなあ」と思い出す。

 たまに気分転換のため奥多摩方面に行ったりするが、山ひとつ向こうにあるだけなのに、青梅から先は「秘境」っぽくなる。

 これはもちろん、誉め言葉だ。

 

 でも、メディアの評判みたいなのは、「作り」や「仕掛け」が多いから、現実とは違ったりする。

 行列のできる「有名店」が、実際には人を雇って並ばせていたりするから、信用できない。

 「墜落」だか「撃沈」だかのテレビドラマだって、知人友人数百人のうち、「観たことがある」という人は一人もいない。

 「いないだろう」ではなく「ゼロ」だ。

 

 「最初の二日くらいは常温で置いといて、それを過ぎたら、冷蔵庫に仕舞うといいよ」

 なるほど。細胞が活きているうちは「生かしとけ」ってことだ。

 家に持ち帰り、そのまま台所に置いていたが、夕食が終わった後に思い出し、改めて卵掛けご飯にして食べてみた。

 「値段ほど味が違うわけがないよな。卵だし」

 新鮮で活力があるから、黄身だけを箸で持ち上げることが出来る。

 醤油をぶっかけてご飯を掻き込んだ。

 

 「ありゃ。美味い」

 どこがどう美味いのかよく分からないが、とにかく美味い。

 卵の味は母鶏が食べている餌の味だから、昆布みたいなのを食べさせている。

 「それと何か発酵食材だな」

 思わずお代わりをして、もう一度食べた。

 

 写真を撮影する時に赤い下敷きの上に置いたが、さすが生きているだけあって、卵の周りが白く光っている。

 最近気づいたが、こういうのは赤外線に関係したもので、普通の人が見え難い光なようだ。

 人によって可視域が違うから、これが広い人は少し違って見える。

 いわゆる「オーラ」は活力活気に関係したものだが、実際に光として出ているものではないかと思う。