日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎一枚違う

一枚違う

 腸のトラブルが収束に向かうと、今度は位置がずれ、直腸(か前立腺)と局部近くに鋭い痛み。この辺には各所に腫瘍がある。

 ロキソニンを探したが、そういう時に限って見つからない。

 仕方なくユーチューブで痛みを紛らわすことにした。

 もう一週間くらい完全に寝たり起きたりでユーチューブ三昧だ。そうでなくとも使える時間が乏しいのに。トホホ。

 

その1)ハンセン、ブロディのでかさ

 全盛期のハンセン、ブロディの試合ビデオを観たが、とにかくでかい。後楽園ホールで直接間近で見たことがあるが、同じ人間とは思えぬでかさだった。

 スティーブ・ウイリアムスもでかくて、まるで牛のよう。

 横を通る時に、つくづく「この筋肉で脚が速いのだからたまらんな」と思った。ハンセンやウイリアムスはフットボールの選手だったから、ダッシュ力もある。

 一般人が倒すには、槍か鉄砲が必要だ。

 

 ラッシャーさんはテレビ画面では小さく見えたのだが、至近距離で見ると体が分厚くてでかい。殴る蹴るが日常だっただろうから、「一般人が金属バットで殴っても、たぶん平気だろう」と思った。

 ラッシャーさん対策は、足の甲かくるぶしをバットで殴る。これしかない。

 ハンセンやラッシャーさんを何故倒さねばならないかは別にして(笑)。

 

その2)のっちさんのダンス

 パフュームののっちさんはダンスが上手だ。質が少し違う。

 理由が分かりやすくて、動きに「あそび」がある。

 この場合の「あそび」は車のハンドルで使う用語だ。

 練習をこってりやりつくしているから余裕があり、それでいて無駄な動きをさっくりそぎ落としている感じがある。

 

その3)ゆいメタルちゃんの仕草

 当方はまだ半年ちょっとの「ベビメタ・俄かギャラリー」だが、すっかり嵌ってしまい、毎日聴いている。

 ベビメタがアイドルだったのは最初の一年くらいで、その後は全然違う路線を歩んでいる。最初は「若者と子ども三人」だったが、その後は「コテコテのバンドと少女一人と子ども二人」の編成だ。

 海外の公演を観ると、六十台後半の夫婦が会場に来ていたから、ファンの年齢制限はなし。そこは「娘」とか「46」などとは違って、ヤジでも普通に「聴いてます」と言える。

 一番良いのは「前が少女と子ども二人」の時だ。とりわけ「あわだまフィーバー」や「かくれんぼ」の時のゆいメタルちゃんの動きや表情が、やはり「一枚違う」感じがある。

 

 のっちさんと違い、ゆいメタルちゃんは「一枚違う」理由がよく分からない。

 たぶん、子どもだから妙な欲が無く、無心で演じているところかもしれん。始めたのが「思春期より少し前」だったってのが効いているのかも。

 「少女が最も輝くのは十歳の時」と言うが、まだ生臭さが皆無な感じがあった。骨折で脱退してしまったので残念だ。

 五メートルくらいの高さから落ちて骨折したそうだから、概ね回復までに三年から五年かかる。メンバーを増やさず席を開けたままなのは、「戻って来て」という意思表示だろう。

 骨折ならじっくり温泉療法に掛かれば、少しずつ痛みが薄れる。

 海外でも、ゆいメタルちゃんはもの凄く人気がある。

 

◆「雌伏」期間で大切なこと

 ところで、毎日何もせず横になっていると、すぐに金が詰まるし、心が暗くなる。

 ここで大切なのは、いかに気分を入れ替えるかということだと思う。思うように動けなくなると、殆どの人が「自分を責めたり、身の不幸を嘆く」ようになる。

 実はこういうのが最大の敵だ。

 

 「ま、こういう時もあるさ」、「再起する気持ちを忘れないでいれば、いずれ機会は来る」と思い為して、休む時には休むことが肝要だ。

 つい他人のことを見て自分と比べたり、他人の自分を見る目を気にしたりするわけだが、そういうことほど、無駄にエネルギーを費やすことはない。

 自分の進むべき道を自分なりに進めばそれでよし。

 十五年も病気と付き合い、ようやく得た教訓がこれだった。

 

 追記)ちなみに、ついにスマホの待ち受けがベビメタになった。

 (ベッドの中は退屈だ。)

 世のオヤジたちは、海外公演を観てみると、ベビメタが「全然違う」ってのが一発で分かると思う。

 最初は五十、六十のオヤジが涙を流しているので、少し驚くが、公演を通しで観て聴いていると、いずれ自分もそうなる。これもやはり「一枚違う」面だ。

 ま、こういうのは、「孫」の演技や試合を観て「思わず涙をこぼすジジババ」と同じなのかもしれん。

 

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待ち受け用