日刊早坂ノボル新聞

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◎「防護服の男」から一年

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令和二年一月二十七日撮影の「防護服の男」

◎「防護服の男」から一年

 ちょうど一年前の一月二十七日のこと。周囲に誰もいない神社の境内で撮影すると、窓ガラスに防護服を着た男が映(写)った。

 その時の状況は、これまで繰り返し記して来たので、ここでは省略する。

 予期した通りの展開となり、今も感染者数の増大を止められずにいる。

 

 昨夏から秋まで、医療体制については対策らしい対策をして来なかったので、その点はやはり責められるべきだろう。

 オーストラリア在住の義弟(医療従事者)によると、彼の地では「どこでも日本製のPCR装置を使っているそうだ。その理由は「最も信頼がおけるから」らしい。

 その機械の精度は確か70%台だったような気がするが(ここは不確か)、しかし、数百万円の値段だ。日本ではその精度が気に入らぬと見えて、政府はそれより幾らか精度が上の一億円以上する機械しか買わない。

 私的には「70%なら2回検査すれば大体OK」だと思うが、政治家や官僚の考えは違うらしい。数百万円の機器なら全国市町村に配備してサクサク調べることが可能になるのに、何が不満なのか理解出来ない。

 もちろん、こちらも検査に「熟練した技術者だけを配備しよう」と考えなければ、の限定譜付きの話だ。

 だが、ともあれ、治療薬もワクチンも無い状態なら、感染者を調べてどんどん隔離して、「薬の完成を待つ」しか手は無い。陽性になっても、どうせ「自宅待機」措置にするだけなら、どこの窓口(医療施設)で調べても同じことだ。

 もちろん、「隣国のやり方がよい」なんてふざけた話をするつもりはない。あちらはやってるふりをしているだけで、総数では1割2割程度しか調べていない。

 

 この状態になってから、菅総理を責めても、もはや仕方がないと思う。

 今からそんなことを言っても始まらない。突き上げるなら、昨夏にすれば意味があった(軌道修正できる)。「もっと先の対策を」などと言う者は数えるほどで、収入の変わらぬ者はGOTOの旅行に精を出すなど、不用意に感染を拡大させた。(ここは心構えのことを言っており、象徴的な表現になる。) 

 最近、某党の政治家が「我々ならはるかに上手くやれる」みたいなことを言っていたが、ウソッパチだ。何故なら、対策を打つべき時期は昨夏なのに、その党が国会で持ち出しのは「文化人会議」とか「桜」の件だけだ。

 ああ、馬鹿らしい。「文化人会議」にせよ「桜」にせよ、あの時期に持ち出す意味があるのか。持論が総て通ったにせよ、その結果は「人選枠が変わる」「元総理の議員辞職」しかない。他の一億二千万はなおざり。

 あの頃に「冬が来れば必ず感染爆発する」ことがしっかり見えていなかったから、こんな事態になっている。オーストラリアなど季節が反対の国で起きたことを、まったく見ていない。

 いち早く「コロナ対策に必要な環境整備」や「コロナ以後の医療や社会保障・生活保障」を議論するのが、まともな政治家だと思うが。

 その意味では、与野党とも失格だ。

 

 私の友達に「アモン」という者がいるので、そのうち政治家の皆さんのところに行ってくれるよう伝えて置く。

 これから感染・発症する人の中には、病院では看て貰えずに自宅で亡くなる人が相当数出る。皆がそれなりに覚悟して置くことが必要になる。

 

 「アモン」が降らすという「雨」は、まだ小雨程度。本降りはまだ先の話だ。

 もちろん、この「アモン」には、一部(政治家や官僚)を除く「誠実な者」たちが、雨宿りが出来るような庇を与えてくれるよう、日々頼んではいる。

 ちなみに、「アモン」はどこかに出張に出ているらしく、最近は姿が見えない。

 

 付記)体調がすこぶる悪いので記述が荒れ気味だ。あくまで死にかけの病人のたわ言ということ。