日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎全然違う

全然違う

 今日、病棟のベッドで横になっている時に、看護師とコロナの話になった。

 その看護師(50台男)は、「コロナの死亡者数はインフルエンザと変わりない。むしろ少ないくらい」と言う。

 さすがに、かなり厳しい言い方で注意をした。

 

 「医療従事者がそんな二十歳台の頭の悪い若者みたいなことを言っていては困る。今年のインフルエンザ患者は例年に比べ激減している。それもマスクにうがい・手洗いを励行し、それが定着したせいだ。ところがコロナはそれでもどんどん増えている。これで『インフルと変わりない』という説が成り立つと思うのか」

 

 例えて言うなら、百メートルを競争するのに、最初の十メートルの状況だけを見て、「あの選手とこの選手の力量には違いが無い」と言うのと同じことだ。

 昨夏に感染者・死亡者数が減ったのは、単に「気温が上がり、ウイルスの活性化が抑制された」だけのこと。

 オーストラリアの状況を見れば、寒くなれば「どっと増える」ことは容易に予想できる。

 その間、冬季を見越して収容施設と医療従事者を確保する必要があったのに、日本はまったく手を打たなかった。

 

 そのツケがこれから来る。

 月末には、感染者が2万人、死亡者が5百人/日という事態もあり得る。

 その時は、感染して具合が悪くなっても、入れてくれる病院は無い。

 秋口以降の状態で、保健所に一元管理させ続けようとする気持ちが分からない。

 

 私の「知り合い」のアモンが言っていた言葉が徐々に現実になって行く。

 「コロナだけではない」という示唆もある。

 一番ありそうなケースは「恐慌」だと思う。

 その引き金を引くのは、おそらく隣国あたり。経済制裁にかこつけて石油の代金を払わずに済まそうとするあたり、隣国の経済はもはや危機的状況だろう。

 こういうのを意図的にやっているから性質が悪い。筋金入りの「ならず者国家」だ。 

 

 今月の感染拡大傾向を見て、別の看護師の知人は、軒並み店(飲食店)を閉めることにしたそうだ。

 半年以上、赤字が続けば、総てを失うだろうから、それも致し方ないと思う。

 

 結果的にGOTOは、全国に感染を撒き散らす結果になった。

 ま、当初から「不味いのでは」という指摘があったことは、改めて言うまでもない。

 GOTOで「安く旅行に行ける」と考えたのは、コロナ以後、生活に変化の少ない国民で、感染症流行の中、旅行に行けるくらい「健康」だから、大半が無症状だ。

 で、その人たちが感染を拡大した。

 最後はやや穿ち過ぎのようだが(反省猿)、こちらは旅行にも行けぬくらい悪影響が深かったグループなので、なおさら腹立たしい。

 「祟りの雨」は、まだ始まったばかり。腹を括ることだ。