日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎夢の話 第939夜 検査 第940夜 スッポン

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◎夢の話 第939夜 検査

 十一日の午前3時に観た夢です。

 

 瞼を開くと、五メートルくらい先に白衣の男が立っていた。

 「では、私がこのポインタで指し示す文字を読んでくださいね」

 

 ありゃりゃ。俺は眼科に来ていたのか。最初に視力検査をしてから診察だから、これがきっとそれだ。

 ところが、紙に書かれでいたのは、時計みたいな絵だった。

 「視力検査でこんなのは珍しいよな。今まで見たことが無いや」

 すると、検査技師みたいな男が俺をせかした。

 「見えませんか?」

 「いえ。見えます見えます。4ですね」

 

 すると技師は即座に否定した。

 「きちんと私が指す文字を読んでください」

 4じゃダメなのか。

 眼を凝らしてみると、なるほど、技師が示していたのは、数字ではなくその先の文字だった。最初はただの点かと思ったのだが、文字のようだ。

 「齷齪」と書いてある。

 「うーん。読めません」

 「じゃあ、こっちは?」

 技師はすぐ下の文字を指し直す。

 こっちは「螽斯」だった。

 「え。そっちも読めません」

 

 すると、技師は少し渋い表情で俺に言った。

 「どうやら、前よりかなり悪くなりましたね。あなたは0.1です」

 俺は思わず立ち上がり叫んだ。

 「これって、検査の主旨と違うくね?おかしいだろ」

 ここで覚醒。

 

 一体、どんな脈絡でこんな夢を観るのか。

 ちなみに、最初のが「あくせく」、次のが「きりぎりす」になる。

 

夢の話 第940夜 スッポン

 記録を取り、寝直したら、今度はこんな夢だった。

 

 事務所に行くと、掃除の小母さんが浴室で何やらごそごそ音を立てていた。

 事務所は仕事場なので浴室は不要。よって、普段は使っていない。

 浴室を除くと、浴槽の中にでっかい生き物がいて、小母さんはそれと格闘していた。

 「何それ?亀なの?」

 だが、口の先が細い。スッポンだな。

 「社長に差し上げようと思って」

 小母さんはそう言うが、かなり怪しい。

 ペットとして飼い切れなくなったから、俺に下駄を預けるつもりだな。

 「鍋にすると美味しいんですよ。ご存じでしょうけど」

 おいおい。このスッポンは胴体が1メートル以上ある。

 こんなのをここで〆ろと言うわけ?

 

 スッポンが暴れ、外に逃げようとするので、小母さんは絶対に逃がすまいと格闘している。

 小母さんの腕を見ると血が出ていた。

 「噛まれたんじゃないの?」

 すると、小母さんは大きく首を振った。

 「いえ。大丈夫です。大丈夫です」

 二回言うのは、「大丈夫じゃない」ってことだな。

 スッポンは手足を振ってジタバタと暴れている。

 その姿が妙に現実感がない。

 ここで覚醒。

 

 「変な夢ばかり観るなあ」

 瞼を開くと、部屋の電気が消してある。息子が気付いてスイッチを切ったのだな。

 そのまま天井の暗がりを見ていると、闇の中に大きな左目が浮かび上がった。

 女の眼だ。眼は大きく見開かれ、私のことを見ている。 

 「ありゃ。湖畔から連れて来ていたか」

 ま、神社やお寺で降りずに、ずっと私の周りに居つこうとする者もいる。

 心地よいからだ。

 「適当なところで見切り、先に進むんだぞ」

 闇の中なのに、長い髪の毛が鮮明に見える。