日刊早坂ノボル新聞

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◎自ら死ぬのは良いが、殺されるのは嫌

◎自ら死ぬのは良いが、殺されるのは嫌

 平年の死亡数よりも増えている死亡数を「超過死亡数」と言うが、これがコロナ流行以後も「さほど増えていない」という報告が厚労省から出ている(2020年9月公表分)。

 要するに、コロナ防止のために、「マスクをして手洗いうがいを実行する」ことで、インフルエンザ等の感染死が減ったという解釈だ。

 

 もちろん、「超過死亡」という結果だけでは、背景がよく分からない面が多い。

 日本には「団塊の世代」という巨大人口塊が存在し、これが70台に突入しているから、否応なしに死亡率は高まる。

 その中で、死亡を抑制する要因を特定するのは難しい話だ。

 米国のように、超過死亡が30万人と「コロナ+」に相当すると分かりよいわけだが、韓国みたいにコロナ死亡は少ないと公表しているのに、「その他の超過死亡数」がいきなり2千人に達しているというのは理解に苦しむ。

 日本では3月-7月の超過死亡は300程度(確か)だから、これに比べると数値が大きすぎる。

 ま、韓国のお家芸は「嘘と強弁」だし、「K防疫」で世界をリードしたいということだから(失笑)、多少の数値操作をしているだろうと思う。

 高齢者の死因上位には「肺炎」があるが、コロナなのにそれとカウントしない分がありそうだ。

 

 「超過死亡」統計で興味深いのは、日本では自殺死亡者数が例年より減っていることだ(確か8%前後減少)。

 かつてデュルケームは経済など社会変動が自殺を促進するという論を言っていたが(『自殺論』)、同じ社会不安のようでも、直接生死にかかわる部分については勝手が違うようだ。

 人生に絶望し自ら死を選ぶのはよいが、感染死の惧れが日常的にあるような状況下では「死ぬ気も失せる」らしい。

 ちなみに、自殺者の中核は、高齢者の病苦を理由とするものと、若年層になっている。

 

 ちょっと表題とテーマがずれたか。

 数値はうろ覚えなのでずれがあると思う。ま、ここは報告ではなく日記であり、あくまで感想の範囲だ。