◎マサイ族かよ
建設業界もコロナの影響で仕事が減っている。
左官系だが、「屋根の吹き替え」「外装直し」みたいな営業が毎日来る。
そういうのは「ひと仕事百万から」が相場だから、今の時勢ではなかなか無い。
良心的な会社は本来、「百万から二百万」取りたいところを「38万」くらいで受けているようだ。
さすがにその水準だと、幾らかは頼む家がある。
もちろん、詐欺っぽいヤツもたくさん来る。
当家は家を直している場合ではなく、今月来月の仕事に困る状況だから、当然総てお断りする。
先日来たのは、「お宅の屋根は所々、釘が飛び出ていますよ」と言って来たそうだ。
家人はそれを聞いて、思わすその場でゲタゲタ笑ったそう。
後でダンナに報告するのに、「トーサン。日本にもマサイ族なみの人がいるらしいよ」(笑)。
確かに、屋根の上に飛び出ている小さな釘を見分けるには、視力4.0くらいが必要だと思う。
もちろん、これなら「半くすぐり」ではなく「半脅し」になる。
占い師や自称霊能者が使う、「このままだと、大変なことになりますよ」という手口と同じだ。
ひとの不安感に付け込んで来る。
高齢者ではひっかかる人もいるのだろうか。
ちなみに、当家で屋根直しの必要が生じたら、当方が直すことになっている。
昨日も今日も屋根の営業が来たが、家人は面倒なので「これは借家です」と答えるようになった。
それを聞いた瞬間、営業(または詐欺)は、挨拶もせずにプイと去るそうだ。
「商売にならん」ということ。
この手の営業には、「借りている家なので当家では何とも」というのが、簡単でもめない撃退方法かもしれん。