日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎線量ウォッチング 「パプリカ編」

f:id:seiichiconan:20210423125052j:plain
f:id:seiichiconan:20210423125040j:plain
令和三年四月二十二日記録

線量ウォッチング 「パプリカ編」

 身近の物の線量を計測し、各々の範囲に関する知見を得て行く。

 コロナ拡大の前まで東北各地の線量計測を行っていたが、その際に、もちろん、農産物の計測も行った。このため、何がどれくらいの高さになるかは既に情報を持っている。

 被爆の無い状態での自然の農地や山林、田畑は概ね0.2~0.5μSv/hが目安だ。

 この範囲から出ると、他の要因が加わる。

 ・電気施設、電機製品

 ・ラジウム等の天然放射性元素

 ・放射線を帯びた塵芥、等々 様々な要因がある。

 電化製品の近くに寄るだけで、0.6~0.8くらいに上がるが、それで当たり前だ。これが電機量販店、ビルの大型配電盤の近くに行けば、0.1台の数値となっても別に普通だ。

 ラジウム鉱泉のデータは無くしてしまったが、0.13くらいではなかったかと思う(この件不確か)。

 

 国際基準と言えるのは、0.19μSv/hで、日本独自の基準が0.23μSv/hとなっている。

 ただ、これはあくまで「長期間に渡り浴び続ければ」という意味になる。

 私自身も長らく勘違いをしていたが、傍に居るのが短時間であれば、多少線量が高くとも影響が生じることは無いと思われる。

 0.50となっても、そのままその中で生活しない限り、影響は小さい。

 除染灰を中間貯蔵施設に運ぶ道の中間に、局所的に線量の高い地点が発生するが、それは交差点など数メートルから十数㍍の範囲になっている。そういう地点では、たまに1.0μSv/hに達している場合がある。ただ、それは一時的なもので、数週間から数か月で消失することがほとんどだ。ほとんど気にする必要はないのだが、継続的に測定する必要はあると思う。

 

(1)私のお腹 0.02 μSv/h 

 珍しく低い。概ね0.05くらいで、0.08くらいまでの間を常時変化する。これは私独自の要因が関係している(ここでは省略)。

 

(2)韓国産パプリカ 0.05 μSv/h

 前述の通り、別にフツーの範囲だ。

 

 ちなみに、コロナ以前では、福島県産の桃は0.03~0.05だった。事故直後が0.06だったが、十地点以上で桃を調べたが、それ以上のことが一度も無い。

 福島県内で野菜や果物を買い、その都度、計測していた時期があるのだが、店頭の品で何かしら問題があるような品には一度も出会わなかった。

 当たり前だが、基準に抵触しそうな品は「出荷しなかった」ということだろうと思う。

 そこは「どんな風評も封じる」という意味で正しい姿勢だ。

 あれからさらに除染作業が進んでいるので、今では収穫時に問題視される品は無いと思う。もちろん、実証も必要だし、そのことで風評も無くなる、

 「風評」は実態を知らぬから起きるので、動かしがたい事実を明らかにすれば、想像が入り込む余地がなくなり、文句を付けようがない。

 

 このシリーズは今後も継続するが、最大の焦点は韓国産の「海苔」だと思う。月城原発の「汚染水」が公表数値なら、数値として変異が現れると思う。

 継続していれば、いずれその海域の産物にも当たる。

 

 線量については、捏造も簡単で、強い電磁波を出す電機製品を傍に置けば、高めの値が出る。ただ、そういう情報を捏造しても意味が無い。検証すればすぐに分かるからだ。

 知るべきは、めいめいが「身の丈で理解できる」事実だ。

起きている事態が何のことか分からずきょとんと見ているだけだったり、恐怖心から無暗に叫ぶような恥を掻いたりせずに済むようになる。

 放射線より怖ろしいのは「無知」の方だ。無知は「差別」や「魔女狩り」を招く。

 

 ちなみに、これはあくまで個人が自主的に行うもので、必ずしも統一的な基準に従う計測方法ではない。このため、数値そのものをもってものを言うことは出来ない。

 「この時はこの値だった」を「記述する」程度の意味になり、それは単に「たまたま」かもしれぬことを念頭に置く必要がある。

 ただ、もし異常があれば、再検査に向けての動機づけになる。