◎幽霊に寄り付かれた時の基本的な対処法
「何となくざわざわする」「以前とは性格が少し変わった」「いつもだるい・重い」ような時には、既に「寄り付かれている」場合がある。
A)初期段階
1)自身の生き方や考え方を振り返る
2)他者に対する態度を改める。とりわけ関りに執着する相手(配偶者や恋人、親族)に対し、丁寧に接する。
3)自身の信仰に従って、先祖や主たる神仏に感謝の意を伝える(敬う)。
※「幽霊は悪意に寄り付く」ので、極力、原因を取り除くということ。
B)今の自分は「自分らしくない」と感じた時(幽霊の関与を悟った後)
4)「私には助けられませんし、仲間にもなれません。すぐに離れてください」と声に出して言う。
5)就寝時に、枕元にコップ一杯の水を置く。
6)神棚にはお神酒、仏壇にお供え物をする。繰り返し、感謝の意を伝える。
C)何者かが関わろうとする具体的な兆候が表れた時(目視や音、物理的な異常)
7)「離れてくれぬと『縁切り』をする」と告知する。
8)ご神刀で体の周囲(空気)を切る。
9)日頃から唱えている祝詞やお経があれば、破魔の真言を唱える。(自身の宗教の神職・僧侶に聞く。)※信仰心を持たぬ場合は逆効果になるので注意が必要。
10)神職・僧侶などの指示に従い、「悪縁断ち」を行う。
◆要点
・幽霊は悪意や執着心に反応し、それに働きかける。怒りや憎しみ、悲しみを増幅させる。よって、自身の心を入れ替えることで、遠ざけられる。
・基本は「怖れぬこと」「常に敬意を示すこと」「好奇心で近寄らぬこと」。
・「幽霊がひとに寄り付く」のは、日常的に起きることなので、過度に気にする必要はなし。迅速に対応すれば問題は生じない。
以上は、あの世に関わる者なら、ほぼ同じことを言う。しかし、総て寄り付かれた側(男性)の立場に立った物の見方で、幽霊の怖ろしさだけが語られる。
そこで、私しか言わぬことを付け加える。
それは、この「女」のように「自身が死んだ後に生きている者に取り憑かぬよう、生きているうちにどう死ぬべきかを学ぶべき」だということだ。
またさらに「女」の視点に立ってみるべきだということ
立場を入れ替えて考える習慣をつけると、相手の嫌がること、望んでいることが推測できるようになる。
そうすれば、自ずから解決策を見出すことが可能になる。
備考)ちなみに、「死」に関わる最も恐ろしい事態はこう。
深い執着心を抱えたままだったり、事故や事件などで突然死した時には、「闇の中」に留まることがあるようだ。何もない漆黒の闇で、自身がそこにいるのかどうかすら分からない。この期間が、生きている者の時間感覚では概ね十数年間だ。
その後、自意識が目覚めるのだが、その時には思考能力を失っているから理性は無い。
漠然とした過去の記憶や死ぬ間際の感情はあるが、コントロールが効かない。
当てもなくひたすら彷徨う。
気が付いて見たら、「自分が悪霊だった」というのは、最も恐ろしく忌まわしい事態だ。