日刊早坂ノボル新聞

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◎夢の話 第943夜 天下統一

夢の話 第943夜 天下統一

 26日の午前三時に観た夢ですが、長い内容なので記述に時間がかかりそう。

 要点だけに。

 

 自身は十六王国のある国の重臣だ。

 年齢は三十八歳くらい。妻が一人と男児が一人いる。

 主君に命じられて、三種の神器を回収する旅に出ることになった。

 この神器とは、剣、勾玉、鏡だ。各々に名前がある。

 過去に統一帝国が存在していた時の皇帝の証で、今はそれらが分散し、国がばらばらの状態だ。これを集めた者が皇帝になれる。

 家来は二十人で一個小隊に毛が生えた程度だ。

 主君は「集めてくれば褒美を取らすが、期限までに戻って来なければ妻子を殺す」と告げた。ま、いわゆる暴君だった。 

 (ここから一つひとつのエピソードがあり、これが長い。)

 

 やっとのことで三種を揃えたが、そこで「もう一つ必要だ」ということが分かる。本来はさらに玉璽が必要で、これで東西南北の四つが揃う。

 期限が迫っていたが、総てを揃えなくては話にならないので、それを取りに行った。

 (中略)

 四つの神器を揃えたのが、期限の前日。

 急いで国に帰ろうとすると、すぐ手前で神器を横取りしようとする者が現れる。

 敵は千人、こちらは十人。他の家来は既に死んでいる。

 万事休すだが、いよいよという時に援軍が現れる。

 俺の友人だった隣国の武将で、三千兵を率いて助けに来た。

 その男は、俺が神器を揃えたのと、伏兵が神器を狙っているとの情報を得て、即座に軍を起こしたのだ。

 敵を打ち破ると、友人は俺の前に来て、膝をついた。

 「今は貴方が神器を持っている。よって貴方が主君だ」

 

 ここに伝令が到着する。

 俺の主君が俺の忠誠心を疑い、「妻子を殺してしまった」という知らせだった。

 期限は今日で、まだ刻限まで数時間あったのに、主君は短絡的に家来のそそのかしに乗ってしまったのだ。

 「あいつではダメだ。あの男に皇帝になる資格は無い」

 夢はここで終わりで、その後どうしたのかがまだ分からない。

 

 「どこかで聞いたような話」だが、なかなか良い筋だ。

 舞台が中国っぽいから、たぶん、『三国志』とかからだろう。

 あるいは五胡十六国から想起したものか。

 『グラジエーター』や『隠し砦の三悪人』にも似ている。実際、夢の中の「俺」は三船敏郎さんだった。

 

 苦心惨憺の末、命じられたことを達成したが、気が付いて見れば、自分がすべての条件を揃えていた。

 このグラっとする「ひと刹那の欲心」がなかなか良い。

 

 恐らく、目の前の三千兵を率いて、主君を殺しに行く。

 総てを手に入れた後で、「実は妻子はまだ生きていた」ことを知る。

 皇帝になるには、まだ幾つかの国を倒さねばならないが、現状では謀叛人だ。

 最後には栄光があるのか破滅があるのか。

 破滅の方がシェークスピアっぽくて美しい。

 

 目覚めてよく考えたら、こういうのはゲームの素材だ。

 既に存在しそうだが、少し捻ればテイストが変わる。

 たぶん、時々、「息子が作るゲームソフトの素材になるような筋がないか」と考えているため、こんな夢を観るのだろう。

 時間を作り、コンセプトをまとめてやろうと思う。