◎イカサマの正義
メーガン妃のインタビュー報道、とりわけBLM指導者の姿勢を見ると、「BLM」はイカサマだと思う。
王室が息子の嫁として受け入れている時点で、人種差別の意識は無い。あればそもそも嫁として認めない。
問題があったとすれば、嫁と輿入れ先の家族の話だが、それは世間によくある個人的な問題だ。差別ではない。
その上、「嫌がらせをした」という相手は従業者の模様。
それをどう言い繕っても、「王室が差別主義的な存在」だとは言えない。
問題は次の点だ。
報道はメーガン妃の一方的な証言だけで、まったく先方から聴取していない。
この段階でやいのやいのとの英王室を批判することこそ、差別主義的だと思う。
ろくに事情も調べずに、H.クリントン、ヒュー・ジャックマンらが支持声明を出していたが、昨今の風潮に乗っかっただけだと思う。
もしこういうのが米国社会の一般的な風潮なら、怖ろしい話だ。
今にしてクリントンが大統領にならなくて良かったと思う。ろくに調べもせず、「ある国が日本に対し行っている不当な要求」を「鵜呑みにしろ」と言いかねない。
メーガン妃は義務を果たさず、権利だけ主張しているように見える。
塵ほども「郷に入らば─」という考えを持たない。だが、伝統のある家に嫁ぐのだから、その家のしきたりに従うのが当たり前だと思う。こういう時に「自由」はものさしにはならない。
被害者ぶる手口がどこかの国に似ているから、日本では王室に同情的な人が多いだろうと思う。
王室が嫌で外に出たのだから、王室の庇護は断るべきだし、それを受けていながら批判を口にするのはおかしいと思う。
だが、もちろん、そういう見解も、事実が分かってから言うべきだろうと思う。
そもそも、「王室が差別主義的」なのは、当たり前だ。
嫌ならそこに入ろうとなど思わなければよい。
BLMの草分けだという人の発言は、もはや聞くに堪えない内容だ。
いちいち取り上げるのも馬鹿らしい。事実が分からぬ段階で、一面的な主張をもとに人を断罪している。
こういうのは、白人警官が黒人を虐待したのとは、まったく異なる。
大体、他国の話なのに、何故、事情を一切知らぬ米国人が攻撃できるのか。
ちょっと見識を疑う。