◎夢の話 第965夜 車に札
二十六日の午前五時に観た短い夢です。
車に近づくと、フロントガラスの中央に何やら四角い紙が貼ってあった。
「え。ここは駐禁じゃないよな」
そもそも、駐車スペースに停めてある。
前に回って、その紙を見ると、判読不能な文字で何かを書いてあった。
「これは読めないよな。日本語でもないし」
ミミズがのたくるような文字で黒墨が二行と、朱書きが一行。それだけだ。
「いったい、コイツは何?古代文字のようだが」
まるで古代人の使う言葉のよう。
俺に何を伝えようというのだろう。
首を捻りながら、覚醒。
この言葉は、時々、夢に出て来る。話し言葉もまるで違うし、文字もアラビア語のよう。
ただ、かなり昔、一千年以上前に先住民が使っていた言葉で、「あの世」では今も使われているものらしい。
問題はメッセージの内容だが、それにはまるで見当がつかない。
「注意して運転しろ」など、分かりよい話なら良いのだが。
破魔の護符ならもっと良い。
いずれにせよ、今は身近にあの世の住人の気配がするから、十分に警戒する必要がありそうだ。