◎夢の話 第952夜 メッセージ
五月一日の午前二時半に観た夢です。
半覚醒状態で薄暗いスクリーンのようなものの前にいる。
あるいは、PC画面の前だ。
急にSNSのような画面が現れ、文章が打たれ始める。
「ああ。また誰かがツイートしてるな。あれほど『止めとけ』と言ってるのに」
「あの世」の話は、基本的に想像や妄想で出来ているのだが、アモンら悪縁はそういう思考とは独立した存在だ。
とりわけ、自身を否定されたりすると、アモンはそれに反応し、すぐに出動するようだ。
頭の中で考えるだけならまだしも、「キーを叩く」「言葉にする」のはダメだ。
記事を書いた者の名前が読める。知らん名前だ。
「また、コイツも現実にいる者なのだろうな。気の毒に」
殆どの者がアモンの怖ろしさを知らない。
俺がアモンに「やらされている」側面があることに気付かぬのだ。
ここで記事に眼をやる。
割と長めの文章になっている。
だが、それは日本語になっていなかった。
「あ。これは古代語だ。今では使われなくなった昔の言葉だ」
イリチリヌ・ヌリキナリツツ・・・・。
意味の分からぬ言葉が延々と続く。
「こういうのはあの世からのメッセージだが、意味がまるで分からない」
何か伝えたいことがあるから、言ってくるのだろうが、どのように受け止めればよいのか。
ここで、「今、自分は夢の中にいる」ことに気付く。
こりゃ、あまり良い夢ではなさそうだぞ。
ここで無理やり覚醒。
時々、こんな風に理解不能な夢を観る。
首を捻りながらトイレに向かうと、照明が「バチン」と音を立てて飛んだ。