日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎バーサンだけじゃなくなる。

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令和三年七月二十四日撮影  (4、5枚目の資料画像は令和元年中に撮影)

◎バーサンだけじゃなくなる。

 私自身の中では「東京五輪が来るかどうか」はひとつのテーマになっていた。

 かなり前から、「自分が東京五輪を見ることはない」と思っていたからだ。

 よって、昨年などは一年を通じ、「本当に五輪が開催されるのか?」と繰り返し言って来た。このブログにもその記述が沢山ある。

 実は世間的な意味ではなく私自身のことで、要するに「その時に自身はこの世を去っている」と思っていたのだ。

 だが、その節目の日を昨日越えた。

 

 そこで調子に乗って、「これからは世間の人が分かるようなかたちで、どんどん出て来い」と祈願した。

 翌朝に目覚めてみると、「あんれまあ、ひとつじゃねーぞ」。

 数日前には、向かいのベッドに居た高齢女性らしき人影を見ていたのだが、今日は複数の気配がある。

 とりあえず、この日は通院日なので、六時台にシャワーを浴びたが、浴室にいると、例によって摺りガラスの向こうに人影が立った。

 「ちっ。こういう時はやめてくれ。急いでいるのに気が散るじゃないか」

 学校勤めの家人はもう夏休みだから、この時間帯に起きて来ることはない。

 頭を洗って石鹸を流すと、今度はきっちり摺りガラスのシルエットが「人型」になっていた。

 ああ面倒だ。

 そこで、浴室の扉を開き、脱衣所の様子を確かめてみた。

 すると、脱衣所の扉が内側にすっかり開いており、その扉の影が人に似た影になっていた。

 

 「なあんだ。やっぱり思い過ごしじゃないか。いざ思い込むと、薄の揺れるのまで幽霊に見えるようになるからな」

 もう一度、浴室の扉を閉め、そこで気が付いた。

 「でも、一体誰があの扉を開けたのだろう」

 当家の脱衣所にはあれこれと物が置いてあるので、いざ脱衣所に入ったら、一旦、そこで扉を閉めないと、スペースが狭くて服を脱げない。

 私は疑いなく閉めたが、誰が開けたのか。家族はまだ一人も起きていないのに。

 

 ま、別にようござんす。今、突然始まったわけじゃない。

 これからは「五輪しばり」が無いので、思い切りよく前に出られる。

 そこで、赤外線カメラを持参することにした。

 きっと休みだから、患者はいないし、病院の中をあれこれ撮影してしまえ。

 地下も、トイレの前の部屋の辺りも、何ならその部屋の中に入ってもいいぞ。(叱られるよな。)

 もはや「秋」が本格的に始まりつつあるのだから、いずれはっきりした証拠が撮れる。

 それを見れば、「迷いなく生きよう」と思い直す人が数人は出るだろ 。

 一千人のうち、二三人でも現れれば、少しは「足しになった」ということだ。

 

 ま、結論を先に書くと、初日ははっきりした証拠が得られなかった。

 (そもそも休日では無かったから、撮影するのが憚られた。)

 しかし、「後ろをついて来ている」感がハンパないので、いずれチャンスが来ると思う。

 もちろん、これまで調べて来たのは、「ウケる」ことではないから、これまで通り、堅実に資料を積み重ねるということだ。

 より良き「渡し守」になるためには、それなりの準備が必要だ。

 何時の日か、既に死んだ筈の私がふらりと現れたなら、それはその人の「今生がそこで終わる」という意味だ。

 

 たぶん、私の最初の言葉はこれ。

 「死ぬとこうなりますよと、俺の生前に幾度も説明して来たのに、今まで塵ほども本気にしなかったの?」

 人によっては、一回だけチャンスを上げるかもしれない。それがひと月か半年かはその人次第になる。

 

 ちなみに、これまで避けて来た撮影方法は、「自分の肩越しに後方を撮影する」というものだ。

 これまでの例では、後ろにゾロゾロと引き連れている場合があるので、赤外線カメラなどを使えば、まともに写る可能性がある。

 

 さて、「決まった期限が無い」のは、「追い立てられる気持ちに駆られない」という利点がある一方で、「漠然と明日も今日と同じ日が来る」と思い込んでしまう欠点がある。

 私はいざ「こうしよう」と思い立ったら、決めたことを必ず実行する。

 今までは、決意したその日の内に「始めたり」「捨てたり」して来たが、期限なしになったら気を許し、怠け始めるかもしれん。

 ま、常に幽霊に見張られているから、ダラダラと過ごさぬとは思う。