日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

夢の話 第107夜 廃墟にて

気がついたときには、倒壊しそうなビルの廃墟の中に立っていました。
右手に持っているのは拳銃。
敵は3人で、それぞれにとって「自分以外はすべて敵」です。
見え隠れする敵に対し、時折、発砲します。
3人が異なる敵ですので、2人で争っている最中に、脇からその2人が狙われることがあり、気を抜けません。

ドアや階段など、物陰に注意しながら、部屋をひとつ1つ点検していきます。
もうオヤジの年齢ですので、体力的には結構キツイ状況です。
敵のうち2人はまだ二十代らしき風貌で、スマ○○のメンバーにいるような顔つきです。もう1人のほうはまだ姿を見ていません。

6階のフロアに入りました。
元は大きな会社の事務所だったらしく、30短擁?離侫蹈∩澗里ひとつの部屋になってます。調度類はまったく無く、中央に瓦礫の小山があるきりです。
ゆっくり進んでいると、柱の陰に人影が見えていました。
足音を忍ばせて、柱の近くに進みます。

あと4歩まで近づいたところで、柱の陰が目に入る位置に跳躍します。
先方も待ち構えていたと見え、ほぼ同時に発砲しました。
互いに至近距離でしたので、双方の弾は互いの腹に命中します。
「うう」
床に崩れ落ちてしまいました。
相手も同様です。

顔を見ると、敵は60代に達していそうな壮齢の男でした。
「共倒れか。これで十回目だな」
そう呟いたと思うと、男は眼をつむり、数呼吸の後には息絶えました。
私のほうも、次第に眼の前が暗くなっていきます。

暗闇から眼を開けると、私は廃墟の中に立っていました。
右手に持つのは銃。敵はやはり3人です。
「また最初からやり直しかよ」
そこで、ふと気づきます。
何度も死んでいるのに、生き返ってはまた殺し合い。
ここって、もしかして・・・。

地獄の中での殺し合いは、果てしなく続きそうです。

ここで覚醒。