日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

「叫ぶ女」から3日後の話

 時々、オバケ話を書きますが、もちろん、自分自身の精神障害も視野に入れていますので、いまだ半信半疑です。
 でも、今日は心底驚きました。

 短大の講義から帰り、仕事部屋で出版社に送る原稿を揃えていると、玄関のドアの鍵のカチャという音がして、誰かが家に入ってきました。
 ああ、息子か次女だよな。4時頃だし。
 そのまま作業を続けていると、足音は階段を上がってきて、長女と次女兼用の部屋に入ります。
 あ、やっぱり次女だ。

 それから30分くらい作業を続け、出力が終わったので、廊下に出ました。
 「おおい、○○。腹減ってないか?」
 隣の部屋に問い掛けたのですが、返事は無く、ただカサコソという音だけがします。
 ああ、昨日は頭痛で学校を休んだし、寝てんだね。そっとしておこう。

 1階に下り、夕食の仕度を始めました。
 あれこれ準備をして、30分くらい経つと、もう5時近く。
 玄関のドアの鍵がガチャガチャと開き、息子が帰ってきました。
 「お帰り!」
 息子に声を掛け、台所に戻ろうとすると、再びドアが開き、次女が家に入ってきます。
 「お帰り」
 おい。じゃあ、さっき帰ったのは誰だよ。高校生の長女が帰るのは7時近くなので、長女ではありえません。
 2階に上がってみると、娘たちの部屋には誰もいませんでした。
 2階と1階を上り下りする度に、「今晩は何が食べたい?」、「頭痛は良くなったのか」と廊下から声を掛けたのに、あの「人の気配」は一体誰?

 次女にその話をすると、「日曜くらいから頭が痛いし、今日も気持ちが悪いから鈴を持って学校に行った」と言います。
 思わず「うへへ」と頭を抱えました。

 この手の話なら、そばに誰もいない戸棚の皿が唐突に落ちても驚きませんが、あの「人の気配」は本物でした。
 「こりゃ、今日は驚いたよな。道理で、土曜日にはまたおかしな写真が取れてさ~・・・」
 この話を聞いて、息子は今も完全にビビッていますが、次女は「それで胸騒ぎがしたのか」と納得していました。
 家に入る時には必ずお清めをしよう。

 久々にマジで驚きました。
 誰もいない部屋に、まともに声を掛けてましたので。

 ちなみに前の日に、妻にも同じようなことがあったそうです。
 子どもたちが寝静まった夜中に、妻が入浴していると、誰かが浴室のドアを押したとのこと。
 すりガラスが手で押され動くのを見たのですが、今に戻ってみるとダンナ(私です)はテレビの前で眠っていたので、「今のは一体誰?」と不審に思ったそうです。
 今回は、お祓いが必要な感じです。