このところ、車に乗るときには、80年代から90年代の音楽を流しています。
最近のお気に入りは、ピンク・サファイア。
女性4人のこのグループは、90年頃にメジャーデビューし、数年間活躍しました。
サウンド自体は、80年代のものですね。
比較的最近に出たベストアルバムを、運転時にずうっと流し続けていますので、もはや800回は聴いたかもしれません。
数百回は歌詞・メッセージを考えるために、またそれ以後は、パートごとの音に集中して聴いてます。
とりわけ、このバンドのギターが好きですね。
このギタリストは、前に出まくりで、ひょっとするとボーカルよりも前面に出ている感じです。
でも、そこが良いところ。
活動していた頃には、まだ20代の前半だったのではないでしょうか。
音楽センスはもちろんのこと、「こってりと修練してます」という感じが滲み出ているところがステキです。
このギタリストの頭の中に流れているビートは、80年代の音。
よって、われわれオヤジ世代にも共感できます。
このギタリストは、絶対に音楽をやめられない。
今は40代なのでしょうが、50になっても60になっても、ギターを弾いているのではないでしょうか。
この情念のこもった感じが、またステキです。
もし機会があれば、じかに聴きに行きたいものです。
情念のあるところにはドラマあり。
40代の女性ギタリストが主役となる情念のドラマは、すぐにも書けそうな気がします。
最初の場面は、刑務所の前ですね。
大麻で服役していたメンバーが出所してくる。
これを門の前で待っているのが、このギタリスト。
「いいトシこいて、馬鹿やってんじゃないよ」
2人で昔のメンバーを探しに行きます。
ごくありきたりな自己回復のストーリーで十分です。
このギタリストの弾く音で、説得力が生まれそう。
すぐにも小説が書けそうなビートです。
この実在のギタリストは何という人か、あるいは今何をやっているのかは知りません。
それでも、絶対に音楽はやめていない。
道は違いますが、こちらと同類ですので、よくわかります。