日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

人が出入りする音

今回は夢の話ではなく、現実に起きている現象です。
 
9月になり、学校が始まったため、家族の大半が通勤・通学のため出ていきます。
大半と言うのは、長女の大学のみ、第3週からスタートになっているためで、長女は日がなごろごろしています。
また何か失敗したらしく、部屋にこもりきり。いるんだかいないんだか。
日中に家にいるのは、自宅で仕事をする父親と、この長女のみ。
父親は自室のPCと、居間を行き来する程度です。
 
この数日、昼過ぎになると、玄関のドアが開き、バタンとしまる音がします。
部屋のドアを閉めてもわかるほどですので、かなり大きい音です。
「ドーン」と鳴るので、めずらしく長女が外に行ったのかと、廊下から部屋を覗くと、やはり長女はベッドでふて寝しています。
それなら、次女がいったん帰宅し、買い物にでも行ったのかと思うわけですが、いつまで経っても帰ってきません。
息子は中学の部活があるため、帰宅は6時近くです。
妻も同じくらいに職場から帰宅します。
 
「ただいま」
次女が戻ってきたので、「さっき帰ったか?」と訊くと、「私じゃない」との答え。
じゃあ、さっきのは誰?
家から誰が出て行ったの?
さすがに不審に思います。
 
夕方息子と妻が帰宅し、家に全員がそろいました。
そこで、改めて玄関が「ドッシーン」。
「おいおい。ちゃんと閉めてきたのか。空き巣は朝と夕方が多いんだぞ」
たとえ泥棒が入ったとしても、就学期の子どもが3人もいる家庭では、めぼしいものはありません。
 
長女を除く4人が顔をそろえたところで、「また人が出入りする音が聞こえる」と伝えました。
「また?」
「まただ」
当家では秋から冬にかけて、毎年、同じようなことが起きます。
当家だけでなく、後ろの家でも同じようなことが起きるらしく、新築時に同時に入居した家族はすぐに引っ越してしまいました。
次に入居した家族は、数か月後には、庭のあちこちに防犯ライトを設置しました。
こちらは夜に起きるらしく、人が通りかかるとパッと明りがつく仕掛けです。
1度、たまたま階段を下りる時に、窓から後ろの家の庭が見えたことがありますが、誰もいないのにライトが点滅していました。
超常現象?
 
当家では、どういうわけか、この手のことには動じない者ばかりです。
「ふうん」
「そうなの」
涼しい季節になると、決まって始まるので、もはや慣れっこなのかも。
「もう秋なんだね」で、話が終わりました。
 
しかし、集中して原稿を書いているときに、「ドーン」と鳴ると、気が削がれます。
どうにかならんものか。
何か伝えたいことでもあるのでしょうか。