日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

夢の話 第188夜 始業ベルで起こされる

第187夜の「死ぬ夢」から目覚めた後、トイレから帰ると、またすぐに眠りに落ちました。
これはその時に見た夢です。
 
妻が「夢で数字を見た」と私に告げます。
「2と3だよ」
そっか。もしそれが夢のお告げなら、馬券でも買っておくか。今日は日曜だし。
休日出勤で事務所に行くと、事務員の女性2人が出社していました。
今日は差し迫った仕事があるので休日でも出勤していたのです。
 
ああ、これって。(夢の中で、今が夢であることに気づきます。)
昔の話だ。かつて実際にあったことです。
確か、私と事務の女性2人で、馬券を買うことにして、私ともう一人が馬連の2-3に、残りの1人が枠の2-3を勝ったのです。
結果は、枠の2-3が来て70倍。馬連は3番-4番の170倍でした。
外した2人は、欲の皮を突っ張らかして、馬連万馬券1点にしぼり、有り金全部を突っ込んでいたのです。
 
「こりゃ、確か20年くらい前のエプソムカップの時だよな」
1着はワコーチカコだったっけ。
と、ここで思い出します。
眠る前に土曜のスポーツ紙の競馬欄を見たのですが、今日日曜のメインはエプソムカップでした。
馬柱は頭からサンレイレーザー、リルダヴァル、クラレントの並び。
「まだ府中の馬場は大丈夫だよな。内枠で行けるんじゃね?」
でも、このところは大敗続き。
難しい馬を選べているのに、他の選択がサッパリです。
「もう今週はやめとこう」
 
すると、突然、頭の中にジリジリとベルの音が響きました。
まるで学校の始業ベルの音です。
びっくりして跳び起きました。
目が醒めてみると、テレビが点けっぱなしでしたが、別段、何かのベルが鳴った気配がありません。
時計を見ると、もう12時です。
「〆切1分前のベルかよ」
始業ベルではなく、競馬場のベルの音にも聞こえます。
 
「これってお告げじゃね?」
すぐに馬券口座に金を入れに行けってか。
まさかね。
どうせ、このオレをだまそうとする「偽お告げ」でしょ。
しかし、家じゅうに鳴り響くようなでっかい音でした。
「仕方ない。一応付き合うか」
 
銀行のCD機に行き、馬券口座にペイジーで入金しました。
帰宅して、すぐにPCに向かいます。
お告げでは、1-2-3だったので、この三連複。
次に三連単をフォーメーションで、(1,2,3)ー(1,2,3)で3着は+ちょこちょこ流し。もちろん、本命は1,2,3のボックスです。
直感では、1と3の音感が良いので、1⇔3から+チョコチョコ流し。
アドマイヤタイシ、サトノアポロ、ジャスタウェイら人気どころは3着以下に決め打ちですが、点数が多くなったので、いくらか捨てる。
あと、「偽お告げ」に騙されないように、1と3の馬連馬単、ワイドを押さえておこうかあ。 
単勝複勝も必要だなあ。
偽お告げは、予想自体はほとんど的中するのですが、馬券は外すようになる仕掛けです。
眼を教える側の意図は、「ぎりぎりのところまで教えて、ほとんど的中するところなのに、馬券を外して悔しがるところを見たい」です。 
 
テレビでレース実況を見ました。
直線残り100メートルのところで、画面に映っているのは、先頭3のクラレント、1のサンレイレーザー、2のリルダヴァルです。
「こりゃ、このまま当たれば百万コースだな」
でも、直線の残り百メートルの映像を送って来るのも、「お告げ」にはよくあるパターンです。
夢や映像イメージで見た順番と、まったく同じですが、しかしそれは残り百メートル手前のものです。
ゴール入線の時には、微妙に変わっていたりします。
 
今回もその3頭の陰、内ラチ沿いにもう1頭いました。
13番ジャスタウェイです。
「おいおい。根性なしのダメ馬がここで走るわけ?」
ジャスタウェイはぐいぐいと前に出て、クラレントとほぼ同時に入線しました。
ああ、頭が痛い。
サトノアポロ、アドマイヤタイシ、ジャスタウェイと買うと、1点当たりの枚数が減るので、ジャスタウェイを切っていました。後方一気の脚質も大嫌いだし。
 
やられた。
三連単はともかく、三連複なら、どうせいいとこ数点なんだから、1点50枚とか張らずに、30枚ずつで良かったのに。
ゴール前百メートルにいる、「勢いのある馬」3頭がわかっているのに、しくじってしまいます。
ふう、とため息を吐いて、馬券を見直します。
「ありゃ。当ててら」
そっか。ワイドを買っていたわけだ。
頭が1点なので、それなりの金額を入れており、オッズ十数倍でも戻りはプラスです。
ま、家族全員を連れて、鰻重の松を好きなだけ食える程度。
(バクチのあがりとしては、小さくて泣けます。)
 
なるほど。
単勝〇、複勝◎、馬連×、馬単×、ワイド〇××でひと区切り。
頭を切り替えて、三連複からは手広く流す方式に変えてれば、まあまあの線で打ち取れるわけですね。
 
不思議なのは、あのベルの音と、きっちりゴール前百メートルから50メートルくらいの間の映像が、事前にはっきり見えることです。
やはり、言葉通りの「お告げ」かとも思いますが、オレのことをからかってばかりいないで、ゴール入線の場面を見せてくれんかな、とも。
もちろん、何度かは、「お告げ」に含まれる冗談の内容を読み切ったこともあります。
(ここまで読んで、「これくらいか」と想像なさったと思いますが、その金額に〇をひとつ2つ足した額です。)
同じメインレースでも、違う競馬場でまったく同じ目が出る、とか、様々な騙され方があります。
 
でも、なるべくなら、お告げの通りで、スッキリさせて!
 
(今は眼が良く見えないので誤変換が出ます。悪しからず。)