朝方に観た夢です。
気がつくと競技場の中にいる。
あるいは、競馬場のコースの中だ。
「よおし。始めるぞ!」
号令が掛かり、パッと入り口が開く。
その入り口から、数十頭の若駒が走り出てきた。
「うっひゃあ」
馬に蹴り殺されてはたまらないので、スタンドの近くに逃げる。
上に跳んでみるが、壁が高くて届かない。
(こっちに走って来るなよ。)
競技場の真ん中には、男たちが立っていた。
皆、棍棒を持っている。
馬群が競技場の中を走り回っており、男たちの近くを通った。
すると、男たちはサッと馬に駆け寄り、棍棒で馬の頭を殴った。
馬がバタバタと倒れる。
「あれま。殺しちまうのかよ」
倒れている馬たちに近寄ってみる。
馬は生きていた。
男たちが手加減して、死なない程度に叩いたのだった。
なんとなくホッとする。
「おい。何やってんだ!」
遠くからオレに声が掛けられる。
「え?」
顔を上げると、周囲には倒れた馬だけで、男たちはその場から遠ざかっていた。
「早く逃げろよ。殺されるぞ」
いったい、どういうこと?
頸を長く伸ばして、周囲を見回した。
「バグッ」と大きな音がする。
びっくりして、音のした方を見ると、馬の姿が何か大きな口に呑み込まれようとしていた。
「うわあ!」
倒れた馬たちにかじりついていたのは、鰐だった。
それもとんでもなく大きな鰐だ。
「こいつらは、現代の鰐じゃあないな。なんだっけな。恐竜時代に生きていた鰐の名前は・・・」
アリゲーターやクロコダイルじゃなく、ええと、「ディノサウルス」?
あるいは「ディノスクス」だっけか。
おいおい。今はそんなことを考えている場合じゃない。
オレは20辰梁猟垢鮖?掴未燭舛、餌として与えられた馬群の中に立っているのだ。
こりゃ、ここから逃げ出すのは容易じゃないぞ。
ここで覚醒。
DVDを観た後に寝込んだので、少なからず影響があった模様です。
そのDVDが、エロ・グロ・暴力が売り物の「スパルタカス」。
競技場はそのせいでしょう。
しかし、鰐や馬は何かを象徴しているのだろうと思います。
ごく普通の夢らしい夢です。