夕食後、少し寝入ってしまった時に観た短い夢です。
気がつくと、エレベータに乗っている。
大きなエレベータで、20人くらいが乗れそう。
オレの他には、ビジネススーツの3人が乗っている。
扉が開き、若者が2人乗って来る。
いかにも「くせの悪そうな」悪ガキだ。
「こいつらが何か変なことをすれば、殺そう」と考える。
(この辺は夢なので極端だ。)
すると、後ろ腰にスタンガン、ベルトのバックルに隠しナイフの感覚が生じる。
バックルは半分が取り外せ、展開するとナイフになるタイプだ。
2人はオレに背中を向けて立つ。
オレの視線がきつかったことが影響したのか、2人は何事かをコソコソ話している。
急に2人揃って振り返ると、2人で殴り掛かって来る。
2人はいわゆる昏倒強盗で、いきなり殴って相手を昏倒させ、金品を奪う輩だ。
3、4発あちこちを殴られる。
スタンガンに手を掛ける。
エレベータの扉が開く。
そこに立っていたのは、軍服姿の男だ。
手には小型のマシンガンを持っている。
中の者がいっせいにその男を見る。
男はK国軍の兵士だった。
兵士はいきなりマシンガンを撃ち始める。
ドドド、と音がして、人がバタバタと倒れる。
(そういやあ、こいつらはベトナムで民間人を虐殺したんだっけな。しかも考えられないくらい残虐に。)
マシンガンで脚と手を撃たれるが、致命傷ではない感じがする。
オレの前には2人いたので、銃弾の大半はそいつらが受けた。
折り重なって倒れ、2人の下敷きになる。
頭の中では、全く別のことを考える。
「中国人が愚かなのは、かつて自国が占領された時、最前線にいたのは、K国兵や日本の田舎の若者だってことを知らないことだ。そのK国兵と共闘しようというところで、反日なるものが利得のためのウソッパチだってことが歴然だろ」
ま、知っているが、あえて利用しているということなんだろうけど。
エレベータの中が静かになる。
全員が撃たれてしまったのだ。
オレは2人の体の下で、まったく動けずにいる。
「この腐れK国兵士が、1人ずつ止めを刺していく性格かどうか」
頭の中でゆっくり考える。
ここで覚醒。
「かつての戦争の時、真っ先に最前線に送られたのは東北地方の次三男だ。そういう田舎者とか、チョーセンの者が前に立たされたのだ」
祖父は、徴兵で戦争に送られた東北の兵士で、生前こういうことを語っていました。
前進しないと、後ろに立っている青年将校に射殺されるので、必死で前に出たらしいです。
戦後、復員船に乗ったら、後ろで脅していた将校たちが生き残って、船に乗っていた、とも。
それが戦争です。
死ぬ夢は良い夢のことが多いらしいですが、何とも言えない感じです。