日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

(飯能)斉藤物産のまんじゅう

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狭山市の有料橋から西に向かい、狭山日高インターを過ぎたところで、すぐに右折します。
道なりに進むと、数分で下川崎。
右手に、ボロい萬屋(失礼)が見えますが、ここが斉藤物産です。

小学校に入る前は、郷里の実家もこういう萬屋だったなあ。
そう思いつつ、寄る機会が得られないまま十年が経ちました。
今年になり、初めて立ち寄りました。

品揃えは、近在の農家向けの食材が中心です。
紫蘇の葉などが、18リッターのビニール袋入りで並んでいます。
(要するに、梅干し用です。)
豆類や乾物、そしておそらく裏の畑で採れた野菜などを売っているようです。
また、軒先に葡萄が生っていますが、店の周りで栽培した葡萄など果実を出しています。
他では、饅頭とうどんです。
「なぜ饅頭をここで?」という疑問が湧いたので、買ってみました。

なんと、もの凄く美味いです。
砂糖が少なめで、餡子といい、皮といい、絶妙の域。
家人と2人で、「控え目に言って、おそらく関東で一番美味い饅頭だ」と話しました。
「保存」ということを考えず、「作って数時間のうちに食べた時の味」に徹底してこだわった味です。
夕方の4時ごろには、乾燥してしまい味が落ちます。
午前中に出来るとして、3時ごろまでに食べると、「なんじゃこれ!」の味ですね。
店番をしているのは、バーサンが2人。
店は雑然としており、こ汚いです。
でも、この味は真似しようと思っても出来ません。
皮の匂いなどは、何度食べても素晴らしいです。

1日に作るのは20個から50個まで。
買いに行くならお昼頃ですが、数が少ないので「他の人はあまり買いに来ないで」ということでよろしく。
あと、自称「食通」も来ないでください。
都会の「品の良い」名店の饅頭が好きな方にもお勧めできません。
ばあちゃんの作る「ばあちゃんの味」になってます。

最近、午後に買いに行くと、「売り切れ」になっていることが多くなって来ました。
というわけで、わざわざ買いに来るなよ!

当家では、買ってすぐに車の中で齧りますが、いつも「死んだばあちゃんが作ってくれた饅頭の味」を思い出します(涙)。
斉藤物産は飯能市下川崎305にあります。