日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎カジキの蒲焼

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◎カジキの蒲焼
 スーパーに寄ったら、カジキのあらが置いてありました。
 1キロ200円でしたので、すぐに買いました。
 ずっと待っていたのです。
 カジキは骨が少なくて、白身の魚です。
 「となると、なめろうから焼き物にすれば美味いのではないか」と思っていました。
 カジキは淡白なので、切り身をそのまま焼いて食っても、あまり美味くありません。値段の割には、料理法も限られます。
 でも、手間を掛ければどうか。
 そういうのに高い切り身を使うのは勿体無いので、あらが出るのを待っていたわけです。

 身の端っこと中落ち、さらに皮の部分があったので、まずは身のほうを叩きに叩き、少し塩コショウします。生姜のすりおろしたのと味噌を加え、また叩きます。最後に刻みネギを加え、なめろうに。
 ここから焼くわけですが、「繋ぎは山芋だろうな」と思いついても、そいつが手元にありません。
 仕方なく、卵とパン粉にしました。すなわちカジキのハンバーグです。
 とりあえず3人前を焼き、テーブルに置き、「写真を撮ってレシピを書いておこう」と2階にカメラを取りに行ったのです。
 2階で用事を思い出し、5、6分してから、カメラを持って下に降りたら、既に息子が全部食っていました。
 「おいおい。3人前を一人で全部食ったのか」
 すなわち、美味かったということです。

 残りは、カジキの皮だけです。
 「ただ煮付けてもイマイチだよなあ」と眺めると、白身に皮が付いたかたちが鰻に似ています。
 「こいつは蒲焼でイケるんじゃね?」
 早速、ガスレンジで皮から焼き、蒲焼のタレを付けてみました。
 魚の皮だし、生臭いかも。普通の鮪だったら、たぶんダメですねえ。大体、なめろうだって、本・バチマグロはイマイチ。
 試しに食ってみたら、こいつが美味い。
 金串に差して焼き、鰻と同じように蒲焼にしたら、かなりイケそうです。居酒屋で出してみたい。
 皮が普通の魚より厚く、本マグロより薄いのと、身が淡白だというのが幸いするようです。

 あらはほとんど捨てるだけですが、やりようによっては、使い道があります。いつか、酒飲みの前にささっと出して唸らせたいもんです。