日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

夢の話 第281夜 鏡

夕食後に、居間で寝入ってしまった時に観た短い夢です。

我に返ると、鏡の前にいた。
私は女で、三十歳くらい。
お化粧を直しているのだ。

齢のせいなのか、お化粧が上手く乗らない。
何度も直しているのだが、気に入らず、また最初からやり直し。
全部拭い去ってはファンデーションを塗り直す。

何度も何度も同じことを繰り返すが、やはり気に入らない。
「ふう」とため息を吐いては、またやり直す。
いったい、どれくらいやり直したんだか。

「ダメだわ」
イライラして、また全部を拭い去った。
あ~あ。
手を止めて、じっと自分の顔を見る。
「どうすれば良いの!」

二度三度とため息を吐いた後、また始めようとした。
化粧品を手に取り、また下地からやり直そうとする。
ぼうっと考えごとをして、一瞬、鏡を見るのを忘れる。

視線を前に戻し、もう一度鏡の自分を見る。
「あれ?」
手が動いていない。
私自身は一生懸命、手を動かしとぃるのに、鏡の中の私は手を止めていた。
何これ!

すると、鏡の中の私が口を開いた。
「もういい加減にしてえ!!!!」

ここで覚醒。

目覚めた直後には、「自分は死んだ後もその場に留まり、延々と同じことを続けているのだ」と思いました。
まあ、他愛のない夢です。