日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

ちょと気になる言葉  「ユーコー的」

ジャンルが分からないのでここに入れときます。

「ユーコ-的」
十年くらい前に初めて聞いた言葉です。
スポーツ選手、この場合は格闘家でしたが、ある選手の蹴りについて、「あの蹴りはユーコー的だと思います」と言っていました。

「効き目がありそう」という使い方ですね。
たぶん、漢字で書くと「有効的」なのでしょう。

でも「有効的」はちょっとおかしいです。
「有効」は「効き目がある」「効果がある」なので、この場合は「効果的」と言うべきでは。
有効を使いたければ「有効だ」でOKでしょう。
「ゆうこう的」という音を聞くと、「友好的」の方が浮かんでしまいます。

MLBの放送を見ていたら、解説者だけでなく、アナウンサーまで「今の球は友好的でした」と言っていました。
そろそろ、日本語として当たり前の表現になってしまうのかもしれません。

何度も書きますが、「元治」という元号は、明治末まで「がんち」「がんぢ」という読み方だった筈なのに、今は「げんじ」と読んでいます。
大学の教員まで「げんじ」と読んでいるので、びっくりしてしまいます。
幕末明治初年の暦にルビが振ってありますので、調べてみるといいです。

ウィキペディアはよく誤りが書いてありますが、誤りどころか「がんぢ」を併記すらしていません。
教授が教えないのでは、致し方ありません。