日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

(日高・飯能) やはり雷鳴が轟く  (121日目)

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 持病があり、無理がきかない状態なので、抑え目に行動しなくてはならないのですが、そのことを忘れ、つい従前と同じように振る舞ってしまいます。「全然大丈夫」という範囲のすぐ近くに限界があり、これが徐々に狭まっているので、そのラインを踏み越えてしまうのです。
 すると、その途端にがたんと体調を崩してしまいます。
 先日の成田往復も、現状では重かった模様で、帰宅してから体も心も重い状態に陥りました。
 妙な声が聞こえたりしたのもそのせいだろうと思います。

 それがはっきりと分かったのは、寝ている時に雷鳴が轟いたから。
 普通に夢を観ていたのですが、「ドオオン」という大音量の音と共に、テレビの電源が突然切れたように体が固まってしまいました。
 前にも何度か経験していますので、原因は分かっており、数秒間の心停止、すなわち不整脈の酷いものです。
 少し間をおいて、再起動(?)するわけですが、その時の感覚が「ドオオン」という雷鳴なのでしょう。
 要するに、あの世に向かう予行演習です。
 ドコドコと不整脈が酷い時に、脈を採ってみますが、計測している時で3秒間停止していたことがありますので、それ以上の間隔だろうと思います。

 まずは疲れを取ることなので、作業的な行為を停止しました。
 1日に行うことは、とにかく休んでいるか、せいぜい参拝に行く程度に留めることにしました。

 土曜日は、家人に付き添って貰い、参拝に出掛けました。
 有馬ダムまで軽くひと回りして、高麗神社に向かいます。
 これだけで、左の脇の下と首に鈍痛が走り、脂汗が出て来ました。
 「軽く運転して片道20分かそこらの参拝に行けなくなるとしたら、そこで終わろう」と腹を括っているので、薬の類は持っていません。
 なるほど。これじゃあ、死神が近くに寄って来るわけです(苦笑)。

 神社に入ったのは5時を過ぎてから。
 賽銭箱は扉の奥に入っていましたが、「格子の隙間から入れてください」と書いてありました。

 トラちゃんは、他の男性が撫でていたのですが、その人が立つと、私を見つけて走り寄って来ました。 いつも通り小量だけ食べ物を与えます。
 食べ終わると、トラちゃんはさっさと離れようとします。
 「なんだか、素っ気なくなったな」と呟くと、家人が「きっと、こないだ遅くなった時にご主人から叱られたんだよ」と言いました。
 他所のオヤジに愛想を振りまくんじゃない、てなことを言われたのでは。
 ま、ありそうな話です。
 ご主人がそう言い、猫の方でもそれを理解してる。そんな雰囲気があります。

 しかし、トラちゃんは下腹が腫れているし、後ろ足を引きずっています。
 おそらく重い病気があるので大人しい。
 「元気出していくべよ」
 そう声を掛けて去ろうとすると、また戻って来ました。
 これも不思議で、本当に人の言葉が分かるような振る舞い方です。

 「遅くなったら、またご主人に叱られるぞ」
 その言葉を残して去ったのですが、鳥居の所で振り返ると、別の女性がトラちゃんを撫でているのが見えました。
 さすが、ここのアイドル。この猫に会うために来る参拝客は百人どころではないでしょうね。
  
 帰宅してからは、腹を括ってゴロゴロと寝っ転がります。
 書籍の全国販売の手配とかしなくてはならないのですが、まずは少し良くなってからです。
 うまく命を繋げば、あと何冊かはまとめられると思います。
 となると、とにかく生き延びることが優先です。

 最大の敵は「オレはどうしてサクサクと前に進められないのか」と自分を責める自意識です。
 頑張ろうと思うと、負荷が掛かり過ぎて、結果的に何ひとつ出来ない時間が増えてしまいます。

   「参った」と 言わぬかぎりは 負けてない  斬首の前でも 飯は食うべし

 下の句はまだ考慮中。
 現実に首が落ちるまでは、再起して勝つチャンスはあると思わねば。
 石田三成は、罪を問われ殺される直前でも、きちんと食事を摂りました。