火曜の朝4時頃に観ていた夢です。
目を開くと、どこか長椅子に座っていた。
「ここはどこだろ」
回りを見回すと、神社化お寺の境内のようだ。
「ゴーン」「ゴーン」と鐘がなる。
ああ、ここはお寺なんだな。
場所が分かったのはよしとして、オレは一体何をしてるんだろ。
考える間もなく、お寺の裏から良い匂いが漂って来る。
もち米が蒸れる匂いだ。
「ここの裏には炊出し屋があって、オレはそこに赤飯を注文していたのだ」
なるほど。
それが出来上がるまでまだ間があるので、ここでこうやって待っていた、というわけだ。
ここで下を向く。
すると、オレが穿いていたのは袴だった。
「ありゃ」
慌てて、上衣を探ると、着物を着ていた。
着物を着て、袴を穿いていたのだ。
「何かこれから祝い事があり、その準備でここに来ていたのか」
オレはいったい幾つくらいなんだろうな。
何か動物の鳴く声が聞こえる。
山門の方に目を遣ると、そこには馬がいた。
その後ろには馬車だ。
少し冷静に考えよう。
隣にキセルが置いてあったので、小袋から煙草を取り出してそれに詰めた。
しかし、ライターが見当たらない。
袋を探ると、底に赤絵のマッチが入っていた。
煙草に火を点ける。
「ふう」
ありゃ。オレはタバコを止めてからもの何年も経っている。
こりゃ一体どういうわけだよ。
さらに回りを探ると、腰の後ろに新聞が置いてあった。
1枚ものの号外報だった。
折り畳んであったので、すぐに開いてみた。
その新聞には、「大勝利。清国との戦いが終わる」と書いてあった。
ここで覚醒。