◎夢の話 第616夜 今日も見られている
30日の午前3時に観た夢です。
「あ。ここは・・・」
昨日の夢の場面じゃないか。
古い建物の縁側に座っていた。
オレは片足を縁側の外に出し、ぶらぶらと揺すっている。
庇から雨粒がしたたり落ちているから、足が外に向かう度に少し濡れる。
それが逆に心地良かった。
外は広大な日本庭園だ。
潅木があちこちに植えられている。少し遠くには池のようなものも見えている。
ゆっくりと見回す。
すると、30辰らい先の潅木の脇に、夏用の袈裟を着たお坊さんが立っていた。
「ああ。昨日と同じだ」
お坊さんは、オレのことを見ているのか。
顔の表情までは分からないが、どことなく視線を感じた。
ふと気付くと、今日はお坊さんの隣にもう一人立っていた。
紋付羽織に袴を穿いた男だ。
頭には髷を結い、腰には二本を差していた。
「あのシルエットは、どこかで見たことがあるよな」
やはり表情までは見えないけれど、その男がにこやかに笑っているような気がする。
ここではっと気付く。
「あれは大塩さまだ」
ここで覚醒。
つい最近まで、必ず夢に出てきたのは、一人の女でした。
夢の様々な場面で、必ず片隅に立ち、私を見ているのです。
体の具合が悪い時には、目が覚めている時も、視界のどこかにその女が見えました。
今、その女は姿を消したのですが、別のが現れたようです。