日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

扉を叩く音 (番外)

この数年は入退院を繰り返しており、医療費がかさんでいます。
資金調達の一環として、子らや知人に代行して貰い、ネットオークション等で骨董品などを処分することにしました。
体調的に、自分自身では処理できないのですが、夜の内に対応する必要がある用件については、私が行っています。
郵便局に書留を出す、などの時ですが、これは概ね深夜です。
深夜は来客が少ないため、局の方もさっと対応してくれます。

書留が溜まっていたので、間違いが生じないように、郵便局に出しに行くことにしました。
午前2時過ぎに、郵便物を抱えて玄関を出ようとして、そこで足を止めました。

「いつか、まともに出くわす時が来るのでは」
真正面に女の幽霊が立っていたりして。
扉を叩いたり、人影がじっと立っていたりする時の「あの女」です。

そう考え、何となく中に引き返してしまいました。
まだ、その時ではないし、さらにその時が来て欲しくもありません。

まるで、小中学生みたいなふるまいです(苦笑)。