日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

扉を叩く音 (33) いつもの時間

19日午前2時15分の記録。

駐車場の1件があってから、帰宅して夕食の支度をしました。
当家では、食事は家に居ることの多い父兼ダンナの仕事です。
家族に食べさせ腰を下ろすと、すぐに眠り込んでしまいました。

なにやら胸騒ぎがして、目を覚ましました。
時計を見ると、午前2時15分でした。
「またこの時刻か」

トイレに行き、再び居間に戻って座ります。
あと数分すると、玄関付近で音がするかも。
いやな感じです。

こういう時は、最初に家のあちこちから「ピシ」「ミリ」という音が鳴りますが、やはり始まりました。
感覚が鋭敏になるらしく、自分の周囲30メートルくらいの細かい音まで聞こえるような気がします。
それこそ、隣の家の向こう側の地面を歩く猫の足音までです。

次は、ひたひたと人が歩く感じがあります。
やはり玄関付近になってます。
あともう少しで、きっと扉をべたんと叩く。

その時、別の方向から別の足音が聞こえました。
こちらの音には重量感があります。
当家の脇の駐車場に誰かが歩み入って行きます。
この辺は工場地帯なので、夜にも人の動きがあります。
たぶん、仕事に行くのでしょう。
バタンと車のドアが閉まりました。
なんとなくほっとします。

その瞬間、玄関の前の「いやな感じ」が消えていました。

いつもと違い、今回は自分自身の感覚だけです。
このため、「気のせい」や「妄想」「幻覚」の類かもしれません。
昨日の病院駐車場での出来事が影響しているのかも。
困ったもんです。