日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎夢の話 第495夜 宴会の後で

◎夢の話 第495夜 宴会の後で
22日午前1時40分頃に観た夢です。
 
我に返ると、どこか畳の部屋で横になっていた。
 すぐ目の前には座卓があり、その上に食器が残っている。
「ありゃ、宴会の途中で寝ちまったのか」
 周りには、男が2人と女が1人。オレと同じように、酔い潰れて寝込んだらしい。
 どういう関係だろ。
 「たぶん仕事仲間だよな」
 何か契約を取ったか、あるいは終わったか。それで「打ち上げ」みたいな会を催して飲み始めた。それが盛り上がり、終電時刻を越えてしまった。
 幸いここは泊まれるところだ。「このままここに泊まってしまえ」という流れだったような記憶がある。

「プルルル」と携帯が鳴る。
 電話に出ると、妻だった。
「どうしたの?今日はお祖父ちゃんお祖母ちゃんが来るんだよ。中華の店を予約してあるからね。時間通りに帰ってよ」
「今何時だ?」
「9時」
 イケネ。この日は田舎から父母が来る筈だった。
 酒ボケで忘れたか。
 ま、1時間半もあれば帰れるんだから、まだ大丈夫。
 ひとっ風呂浴びて、酔いを醒まそう。
 ここで、「あ。ここは風呂もついてたな」と思い出す。宴会場ではなく、近場の温泉だったことを思い出す。
 確か「※巻温泉」だったな。
 つい先ほど目が覚めたときには、オレは自分がワイシャツにズボン姿だと思っていたのに、この瞬間から浴衣になっていた。
 ま、この方が風呂には行きやすい。

 襖を開き、廊下に出る。
 廊下ははるか遠くまで続いていた。
 「ずいぶん長いな。部屋が幾つあるんだろ」
 襖がそれこそ何百と並んでいた。
 よろよろと歩き出す。
 数十メートル歩いたところで、後ろを振り返る。
 「ありゃ。どこから来たか分からなくなった」
 風呂に入るのはいいが、自分の部屋に戻れなくなりそうだ。
 桔梗の間だっけか。
 まあ、ここの仲居さんに聞けばなんとか。
 気を取り直して、再び歩き出す。

 真っ直ぐの廊下を歩き続けるが、風呂らしき場所は見つからない。
 「普通は掲示があるはずなんだけどな」
 もう二百メートルくらいは歩いたのに。
 ただ襖の部屋が続くだけだ。
 「まあ、迷子にはならないよな。こんだけ真っ直ぐの廊下なんだもの」
 ただ一方向に歩いているだけだし。
 でもこのままでは埒が明かない。
 襖を開けて、誰か人を見つけ、訊いてみようか。
 襖のひとつに近づき、引き手に手を掛ける。
 ここを開ければ、中に誰かはいるだろう。
 開けようとしたところで、急に思い留まる。
 「寝てたりしたら気の毒だよな。知らないやつが部屋の襖を開けて覗いたら、誰でも腹を立てる」
 ここでオレは襖を開けるのを止めた。
 「仕方ない。さっきの部屋に帰ろう」

 その時のことだ。
 つい目の前の襖の向こう側から声がした。
 「うぎゃ※×▲□◎」
 まるで、獣が叫んだような大きな唸り声だった。
 つい50センチ先の襖の向こう側に誰かが立っていたのだ。
 オレは驚いて、3歩4歩と後ろに下がった。
 「おい。ここは・・・」
 オレが時々迷い込む、あの和風旅館じゃないか。
 しばらくの間、ここには来ていなかったので、ここが存在することすら忘れていた。
 だが、オレはどうしてもここから逃れられない。
 
 ここで覚醒。
 毎夜、1時45分から2時15分頃に目が覚めるのですが、驚いて目を覚ますと、やはりこの時間帯でした。
 誰かが私のことを騙して、襖を開けさせようとする内容です。
 あの声は盛りのついたときの猫が叫ぶときのものに似ており、直感で「腹を立てている女」のものと思いました。
女は私がすぐに襖を開くと思ったのに、そうしないので腹を立てたのでした。

 悪夢は久々なので、かなり驚き、夢の途中で跳ね起きました。
 今回の新しい情報は、「すでに三十何年か前から、この女が自分の近くに居た」ということです。
 たぶん、あの寮に居たときから。
 こいつも、いずれ必ず決着をつけねばならない相手です。

 こういう夢が始まるのは、体調が悪化する前触れのことが多いです。
 気をつけねば。