◎山を越える
今日はヤバかったです。
経験的に「こうなったら、救急車を呼んでもアウト」という症状があるのですが、それにピッタリ合致していました。
目覚めても、手足に血が通っていないようで、まったく動けない。胸の周辺は、漬物石が載っているかと思うほど重い。
こういう症状です。
電話に手を伸ばせなくなったら、もうそこでアウト。
救急車に乗っても、病院に着く頃には終わっています。
こんな知識を持っているので、早々に観念し、居間の床に横たわりました。
家人が下りてきたので、「どうも有り難うな」と声をかけて、目を瞑りました。
目を覚ましたのは4時間後です。
その時には、体が動くようになっていました。
「おお。また戻ってやんの」
心臓の疾患は症状が通り過ぎると、平気になってしまいます。
「今週からは検査週間だから、今日でなくともいっか」
待ってもわずか数日です。
体を起こし、家人に「神社に行ってくる」と伝え、外に出ました。家人は、なぜ寝る前に、ダンナがぽつんとお礼を言ったのか、分からなかったはずです。
まあ、知らぬが花です(用法はちょっと違いますが)。
当方の状況は、いまや医療ではなく、神頼みになってます(苦笑)。
高麗神社の境内に猫の姿は見当たらなかったのに、神殿から出ようとすると。階段下でトラちゃんが待っていました。
これも不思議です。
いったいどこで当方を見つけたのか。どうにも釈然としません。
バーサン猫なので、今はもっぱら煮干を与えるのですが、食べ終わると、当方の傍に寄ってきて、ゴロンと寝そべりました。
「はいはい。撫でろってことね」
体の一部を当方に接触させて寝転ぶところは、次女と同じです。
20分ばかり猫を撫で、「じゃあ、今日は帰るから」と挨拶をして帰って来ました。
これからは、たぶん、こういうことの連続だろうと思いますね。
ま、こんなもんです。
神社では、夏の茅の輪くぐりが始まっていました。
追記)「知らぬが花」ではなく、「知らぬがほとけ」でした。
こっちのほうが事実に即しています。