そこで週末のうちに参拝を済ませることにしました。
このところ、気分が優れませんでしたので、弱気を祓う必要もあります。
鳥居の前では、猫がしっかり門番を務めていました。
遠くから、「トラ」「トラ」と声を掛けると、一目散に走り寄って来ました。
声を出したのは家人ですが、家人のことはスルーしてダンナのところに来ます。
「まあ、日頃の積み重ねだよね」
でも、２人がひと組だってのは、猫も理解している模様です。
煮干にはほとんど手をつけず、「抱いてくれ」と膝のうえに乗って来ました。
このところ、めっきり涼しくなって来たので、ずっと鳥居の前にいれば体も冷えます。
秋口になると、猫の体がスマートになり格好が良くなります。
「毎年、出産後のだらだらした体型を見ているから、バーサン猫だと思っていたが、そんなに年寄りではないな」
「人間なら３０台の後半かしら」
「毎年産んでいるはずの子どもたちはどうなっているのか」と噂しました。
