日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

橋の上

落石・転落事故のあった、あの橋の辺りは、かなり前から自殺の名所として知られています。
まあ、この地域では、自殺者はS湖かここで投身します。

駐車場がどうのとか言う話がありますが、そちらはあくまで怪談で、ここは一見してごく普通の場所に見えるのに、いろんなことが起きるようです。

橋の上から下を見ると、何百何千という手が上に向かって突き出ている、とか。
霧の時に、橋の上で写真を撮ると、橋桁に手が写る、とか。
夜中にここを通ると、橋の上に人が立っている。通り過ぎてから、ミラーを見ると消えている、など。
最後のは、その時点までは生きていた人なのかもしれません。

まったく予備知識の無い時に、上から覗いたのですが、人が水面に浮いているように見えたので、気持ちの悪い思いをしたことがあります。実際に浮いていたのかもしれませんが。

ま、※※スポットなどと面白おかしく騒ぐ必要はありません。
この手のは、自ら招き入れない限り、何も起きません。
たまたま通り掛ったからと言って、異変を経験することはほとんどありません。
ごくたまに、感覚が鋭敏で、何となく薄ら寒い思いをする人がいるでしょうが、その程度。
この近くには、もちろん、住んでいる人が居り、ごく普通に暮らしています。

もちろん、「きもだめし」や「探検」のつもりで行ったりしてはダメです。
「招き入れる」ことになり、扉を開けて置くのと同じです。
扉が開いていれば、中に入って来ようとするモノも現れます。

自ら進んで関わろうとしない限り、ただの怪談で、ほとんどが無害です。