日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎息子と映画(その2)

◎息子と映画(その2)
 数日前にかなり強い雨が降り、息子が外に出たくなかったのか、予備校をズル休みしたのです。
 父親(私)が病院から帰ると、息子の姿が見当たらないのに、鍵が置いてあるわ、外に自転車があるわの状態でした。
 「ははーん。親が帰って来たので隠れてんだな」
 何気なく、家人の部屋を覗いて見ると、やはりそこに居ました。
 「お前。今日はズル休みしただろ」
 そう問い詰めると、息子は「だって、今日は」ドータラと言い訳をしようとしました。
 そこで、その言葉を遮って、言ってやりました。
 「おい。1回や2回ズル休みしたって、別に構わない。どうしても行きたくない時もあるし、そういう時に学校の机に座っても集中できないからな。ただし、それを3日続けるな。3日休むと、ずっと出たくなくなってしまう」
 父親が怒って居ないのを知ると、息子はホッとした模様で、ノコノコと布団から出て来ました。
 
 「攻めは『必ず』、守りは『概ね』って名言があるんだよ」
 その意味は、例えば「プロのギタリストになりたい」なら「絶対になる」と思え。これが攻め。
 「浮気はしない」なら、「絶対」はつけない。こちらは守りで、もし絶対を守れないと、後戻り出来なくなってしまいます。
 他の女性(または男性)に一瞬ふらっとする瞬間は、誰にでもあります。その時、線を少しでも踏み越えたら絶対に許さないという考えをしていたら、夫婦の2/3は離婚ですよ。
 (1/3は離婚していますが、そこはそれ方便。)
 多少踏み出しても、調整して、また戻って来るようなら、しぶとく立ち回れます。
 息子にはまだ分からないと思いますが、少なくとも気が楽になったようで、また翌日から学校に通っています。

 それだけでは勿論説明が不足しているので、今夜は息子を誘って映画館に行きました。その辺は共通の趣味があるのは助かります。
 マーベル系コミック映画は好きではないのですが、こういう時は何も考えずに観られるものですね。
 そこで今夜は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を2人で観ました。
 父親にとっては、映画が終わった後の会話の方にウエイトがあります。
 父親は何ひとつ誇れるものを持ちませんが、挫折からどう立ち直るかだけは教えられます。今だに挫折続きなんだし。

 名言は「攻めは必ず 守りは概ね のらりくらりとやり通す」。
 早坂ノボル先生の有難いお言葉です(快笑)。