日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

扉を叩く音 (続)

「毎年、秋から冬にかけて、深夜玄関のドアを叩く音がする」話の続報です。

 今年も十月になってしまいました。
 十月から12月くらいまでは、非常に大きな苦痛があります。
 もはや最近は隠さなくなったのですが、この時期は、頭の中で声が聞こえるわ、そこにはいない筈の人の気配を感じるわ、で大変なのです。
 一番多いのは夜中で、家の周りで物音や、人の気配がすることがあります。
 例年、夜中の1時から3時の間に、玄関のドアを叩く音が響くので、今年からは動作反応ライトを2つ置いています。
 それが影響したのか、夜中にドアを叩かれることはほとんどありません。
 しかし、冷静に考えると、こういうのは精神に障害のある人の症状です。
 たまに、「果たして自分は大丈夫なのだろうか」と不安に思ったりもするわけです。

 この手のことには既に慣れ、恐怖心は無いので、音や気配がすると、その場所に行くようにしています。人の気配は泥棒だったりする可能性もありますので、確かめて置いた方が無難です。

 10月7日御膳2時40分の記録。
 昨夜は、2時半過ぎに玄関前で人の気配がしたので、すぐさま階段を駆け下り、玄関に走りました。
 すると、明かりが点いています。点いていたのは動作反応ライトのほう。
 そこで、もの凄くホッとしました。
 「ああ良かった。精神に障害があるわけではないや」
 ひとまず念のため拍手を打ち、ドアを開けてみますが、外には誰もいません。
 うーん。
 自分が精神障害でないのは良いことなのですが、それでは「外に立っていたのは誰か」あるいは「何か」という疑問が残ってしまいます。

 もはや、次にやることは、動作反応式カメラを置くことしかないわけですが、それをやると、もっと不快なことが待っているような気がします。
 正体を見ないほうが気が楽かもしれません。