◎岩鷲のごと
ご供養のために、門前寺に行きました。
母はこのポイントからの岩手山の景色が好きで、たくさんの写真を撮っています。母が子どもの頃から見続けた眺望を、かつて母が立った位置から見ることで、少し近づけるような気がします。
もちろん、当方にとっても魂に刻まれた景色です。
山の周囲で生まれ育った者は皆同じだろうと思いますね。
短歌を作ろうと思ったのですが、すぐには出て来ません。
ドータラの 岩鷲のごと(く) ドータララ
冬の岩鷲は雪を被っているから、それを使いたいのですが、老人をイメージするのはありきたりだし。うーん。
俳句と短歌は14字しか違わないのに、まったく別のジャンルです。俳句は景色に情緒を込めるものですが、短歌は割と散文的で、感情をそのまま詠みますね。
いずれにせよ、自己流ではなかなか上手くなりません。
しかし、ま、気慰みのことだし、あれこれ気にしないのが一番です。
なるほど。「亡くなった母が幾度となく観ていた岩鷲山を、今、私が観ています。そしてドータララ・・・」という流れですか。