日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎家には「誰か」がいる

◎家には「誰か」がいる
 金曜の深夜に帰宅すると、家人が起きており、ダンナの顔を見て言いました。
 「オトーサン。うちには女の幽霊がいるよ」
 家人によると、部屋で横になっていたら、誰かがすぐ脇に立ち、髪を撫でた、とのこと。
 もちろん、起きていた時の話です。
 ダンナにすると、「何を今さら」です。

 時々、私が台所に立っている時に、カウンターの後ろに女が一人立って、じっと見ていますね。
 これは時々、書くとおり。
 当方が家に独りでいると、誰も居ない2階の廊下を歩く足音が、はっきり聞こえます。
 あの大きさなら、もちろん、誰の耳にも聞こえます。
 「夢で観た」とか「そんな気がした」といった次元の話ではなく、疑いようの無い現実ですよ。

 この日、当方は所用で知人と会ったのですが、例によって、カーナビが誤作動し、目的地とは別の方向を指しました。
 「始まりやがったな」
 知人は女性なので、こういう場合、はっきりした反応が出ます。
 小一時間も道に迷い、やっと着いたのですが、知人に会った瞬間に体調が悪くなりました。
 20歳から50台くらいの女性だと、時々、こういうことがあります。
 それには、家人も例外ではなく、箱根に行き、帰路、カーナビを使ったら、「名古屋方面に行く」道を示したことがあります。誤作動があっても、真逆は指さないです。
 どうやら、会う相手が女性だと、「面白くない」と思うらしい。
 ま、時々、ガラスに映り、当方の肩や腕に手をかけていたりするので、「こいつは自分のもの。他の人には渡さん」と思っているのかも。

 ところが、こういうのは、私を「守っている」面もあるので、事態は複雑です。
 私は、外に出る度に、大なり小なり悪縁を拾って帰るのですが、女たちは「酷い悪縁から守ってくれている」感じがあります。
 あるいは、外に出て拾うのは、概ね「女」なので、「新しい女が増える」のが嫌なのかもしれません。

 こういう時は誰かが「そんなのアリエネーよ。ただの妄想だろ」と言ってくれると本当に助かります。
 動機付けが出来るので、すぐに鮮明な画像を撮り、その人に送ります。
 後のことは知りません。たぶん、私が経験して来たことを、順番に経験するのではないでしょうか。
 「自分の精神がおかしくなっているのではない」という結論に達するまで、数十年かかります。
 その間、ずっと「あいつら」を見続けるのです。

 知人に会った折に、「今、俺の写真を撮って貰ったらどうか」と思ったのですが、間違いなくデロデロと出るので、さすがに止めました。こういう感じの時は、三体くらいは明瞭に出ると思います。
 居酒屋で食事をしたのですが、照明の角度がちょうど写り易い按配でした。
 以前は、家の中で写真を撮ると、煙玉がボツボツと写ったのですが、今は「別の」が写る可能性があるので、やりません。
 動かしがたい証拠を見てしまうと、ゲンナリするだろうと思うからです。ましてや自宅の中だし。
 屋外ならまだしも、自分ちの中で撮った画像に「見たことの無い女」が写っていたら、さすがに嫌ですね。

 知人と会っている途中で、お腹の調子が悪くなり、5回もトイレに行きました。
 食事をほとんど摂っていないので、出るのはほとんど水です。
 ほとほと往生したのですが、家に帰り着く頃には、何ともなくなっていました。