◎宦官政治の見本
病院でニュースを観ていたら、話題のひとつが「忖度副大臣」。
副大臣が「アベ・アソーに忖度しました」と言ってしまうのには、さすがにあきれた。
これがブラック・ジョークなら、やや落としどころは難しいものの、ヒヤッとする笑いを誘えそう。
アソーさんとかネタとしては十二分に使える。
ところが、この人が言ったのは、ブラックジョークでも普通のジョークでも、あるいは自嘲でもなく、本気の「提灯持ち」。
さすがにこれには、同党の議員でさえも「口あんぐり」だと思う。
これぞ政権末期という気もするが、もはやダラダラ。
これじゃあ、四選どころか、確実に交替だろ。
ま、そもそも「次」のつもりはないだろうが。
この副大臣の気持ちはどういうことか想像しようとするが、まったく分からない。地元に行き、持ち上げようとしたにしては、お粗末だし。
病院を出て車に乗ろうとした時に、初めて気がついた。
「なあるほど。宦官政治とはこのことか」
安倍政権が権力を官邸に集めたから、官僚やら政治家が官邸におもねることに執心するわけだ。
チン〇を切られては、自分で立つこともままならない。
ま、あるゆる意味で立たないし立てない。
「古代中国でも、こういうことが起きたわけだな」
ま、宦官やしちくさい儒学者などは、最後には穴に埋められてしまうだろうと思う。
しかし、この人を擁護しなくてはならないのだから、アベ氏アソー氏とも良い面の皮だ。もちろん、快くは思っておらず、自室に戻ったら「あのバカ。少し考えろよな」と呟いているかもしれん。少しお気の毒。