日刊早坂ノボル新聞

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◎この人のここがスゴい :「山根会長」

◎この人のここがスゴい :「山根会長」
 今、ワイドショーを盛んに騒がせている山根会長は、日本国民が待ち望んでいた人だ。
 筋金入りの「ワル」なのだが、きちんと「ワル」らしい態度を取っている。
 それに、正々堂々と記者の前で話をする。
 「この野郎。殺すぞ」とはっきり言う。
 そういうところが最高だ。誰でも思い切り殴りに行ける。

 この数年、我々日本人は「小者」や「小ずるいヤツ」ばかり見させられてきた。
 何か都合が悪いことがあると、すぐに入院して雲隠れ。半年1年と人前に出て来ない。
 その間、弁護士と入念に相談し、「どう言えば法的訴追を受けずに済むか」という対策を練ってくる。
 そのせいで、珍妙なコメントを平気で出す(ここは官房の誰ソレ。具体的にはヤナ※を思い出すとよい)。

 ま、日本を統括すべき立場の人間を見れば分かりよい。
 彼は「40年来の友人に対して」、「自身が決定権者である組織への許認可申請」を「受理するまで知らなかった」と、奇想天外なことを言っていた。
 アリエネー。
 小学生が「宇宙人が家に来たので、宿題が出来ませんでした」と言う言い訳くらいアリエネー話だ
 先生の99%は「コイツは嘘を言っている」と考える。
 宇宙人はいるかもしれないが、そいつが「家に来る」ことは考え難い。
 基本は「お前。嘘を言うのもいい加減にしろよ」という対応でよい。

 ところが、野党は愚かにも「宇宙人はいない」ことを証明しようとした。
 また、テレビ弁護士なんかは、大真面目に「法廷では宇宙人がいることを否定できない」とかナントカ言いやがる。
 おいおい。この人たちは一体何を言っているのか。
 一般社会は法廷でも実験室でもないから、「宇宙人のせいで宿題が出来なかった」ことが事実かどうかを証明する必要は無いんだよ。
 この場合、宇宙人の存在を証明する必要があるのは、生徒の方。
 すわなち総理。

 ところが、それを証明する証拠が悉く「消えている」。
 官邸への入室記録は「末梢された」し、公文書は官僚によって「書き換えられた」。
 公文書の改ざんは、本来、「国家反逆罪」級の罪で、戦前なら銃殺だ。ところが、いまだに誰一人として逮捕されていない。
 「宇宙人がいる」証拠が無いのだから、通常は生徒(総理)の話が嘘だという判断になる。
 そころが、総理サイドは「証拠がないから嘘だと立証できない」と問題をすり替えた。
 そのことだけで、どんなイカサマ野郎かわかるだろ。
 繰り返すが、「宇宙人がいる」証拠が消されているのだから、小学生は「嘘つき」だと見なすのがごく当たり前の対応だ。

 簡単な話で、安倍総理は「ただの嘘つき」なんだよ。
 こいつの嘘をまともに受け取る必要は無く、反論も不要。ただ「お前は嘘つきだから」で放り出せばよい。
 最近はごく普通の一般人まで、証拠だの証明だのと言いやがる。 
 社会には「法律」以前に「常識」も「モラル」もあるんだけどね。

 権力とか、権威とかは、本人に備わっているわけではなく、状況によって作られるものだという。
 かつて、ナチが政権を取ったら、権力構造がカチカチに固まってしまい、その結果、国民が須らく忖度するようになった。上が無理強いしなくとも、示唆するだけで自ら従ってしまう。
 いわゆる「アイヒマン症候群」というヤツだ。
 「そんな感じでやれ」と言うだけで、下の者は非合法な行為であっても、最後まで通してしまう。

 特質はこれ。
 権力者がこと細かに、具体的な指示をするわけではないが、命じられた者が従う。
 しかも、非合法なことまでやってしまう。
 権力者側からすると「俺が指示したわけではない」し、実行者の方は「強制的にやらされた」という主張になってしまう。 
 すなわち、「犯人が消えてしまう」のだ。
 N大フットボール部のU監督の態度を見れば、まさにその通りで、普段から部員を締め付けて来たので、部員の方は「はっきりと命じられている」と自己解釈する。
 言葉の文言では、U監督の言う通り、「具体的な指示はしていない」のが実態だと思う。
 だが、それは文言の話で、それこそ法廷で証明出来るか出来ないかという局面での問題だ。あくまでその時の話。
 法廷でなく、日常生活の中での判断は簡単だ。状況が総てを語る。

 「アイヒマンは指示系統のトップにあり、ユダヤ人迫害の指示を行った」
 「U監督は不正行為を指示したから、選手がそれに従った」
 「総理大臣は恣意的に権限を行使した」
 これらは「状況」が証明している「事実」だ。

 総理大臣が最終決定権者である許認可枠で、その総理の40年来の友人が、他者と競合することなく、認可を認められた。これは客観的な事実だ。
 「2月まで知らなかった」という言い訳をすること自体が「嘘つき」の証明だ。

 ここは「K氏は私の友人だが、そのことが決定に影響することは無い」と言えば、それで終わりだった。
 それを「知らなかった」と珍妙な取り繕い方をするから、余計におかしくなる。
 ま、基本は「嘘つき」で、小中学生の頃は、たぶん、イジめられる側だったのだろう。(この項は勝手な憶測だから、この一行は取り消す。)

 見ている方は本当にイライラする。
 「嘘つき」を頭に担いでいる「アイヒマン症候群」の「家来たち」にもほとほとウンザリする。
 自分の頭で考え、「嘘つき」に対し「あんたは嘘つきだ」と言えないようでは、政治家たる資格はないと思う。
 それとまともに付き合う野党も、本当に馬鹿らしい。
 今の国会議員は、総取替えにしたほうがよいのではないか。

 ともあれ、そういうのを見させられるのに飽き飽きした。
 その意味で、山根会長は、ある意味「清々しい」ほどの「正調のワル」だ。
 勧善懲悪ドラマに出て来る悪役そのもの。
 「伊勢屋。そちも悪よのう」
 心置きなく、頭からぶった切れる。

 嘘つき政治家や、小ずるい官僚、法律家は要らない。
 黄門さまや仕事人さんが「全部片付けてくれればいいのに」と心から願う。
 新しい政党が出来て、与野党を全滅させてくれないかな。

 ともあれ、誰でも「安倍総理の言うことが嘘」だと分かる筈なのに、あえてそれを「利用できる」と考え、支持するヤツは、「山根会長よりもはるかにクズ」だと思う。
 少なくとも、山根会長は堂々と受け答えをしている。

 ここはもちろんアイロニーであって、褒めているわけではない。念のため。
 世の中には、たった一行だけ読んで、「こいつは山根会長を応援している」と叫ぶ馬鹿がいる。